Article

Conversation

「認知ハック」で不快な人物を楽しく観察する方法を教えるよ
理不尽な出来事に遭遇したとき、私たちは瞬時に怒りや不快感に支配される。 見知らぬ誰かのマナー違反や、無神経な振る舞いで嫌な気持ちにさせられた経験は誰にでもあるだろう。 だが、その感情の暴走を引き起こしている真の原因は、外部の出来事そのものではなく、私たちの脳内で無意識に回している「言葉」のほうにある。
私たちは「うざい」「ムカつく」といった否定的な言葉を頭の中で無自覚に回すと、それがトリガーとなって怒りが増幅し、ますます不快な状況へと陥っていく。 感情が言葉を生むのではなく、脳内で選択された内的言語が感情を生み出しているのである。
ならば、不快な出来事に直面した瞬間に、脳の解釈プロンプトを強制的に書き換えてしまえばよい。 たとえば、仕事で大きなミスをしてしまったとき。多くの人は 「取り返しのつかないことをした」 「もう終わりだ」 と深刻な言葉を頭の中で反芻し、自らを追い詰めていく。
しかし、ここで発想を転換する。
深刻な言葉の代わりに、あえてお笑い芸人のようなユーモラスで明るいテンションの言葉を脳内にぶつけてみるといい。 頭の中で「へたこいたー!」と陽気に叫びながら、軽快に腕を回して踊る自身の姿を想像してみる。 なんなら人のいない所であれば、

実際にやってみてもよい。

失敗という重苦しい事象に対して、底抜けに明るいトーンで突っ込みを入れ、その後、「そんなの関係ねぇ!」と続ける落差が、湧き上がる焦りや自己嫌悪の波を抑え込み、事態の深刻さを和らげてくれる。
また、街中や公共の場でマナーの悪い他者に遭遇し、怒りが湧きそうになったらどうするか。 歩きタバコをしながら横柄な態度で歩く人間や、カフェで読書に没頭している最中に、隣の席で激しい貧乏ゆすりを続ける人物に遭遇したとしよう。 まともに受け止めれば「許せない」「迷惑だ」という怒りが増幅するだけである。
そんなときは、対象を独自の滑稽なネーミングで再定義してしまうのが有効。 私は歩きタバコのする人物を、短絡的で社会性がない存在だと認識している。
したがって公私に渡り、近づくべきではない「危険生物」と名付けて(定義して)いる。
そう定義すれば、歩きタバコという行為は有害性のシグナルだと解釈できる。
すると、むしろ危機管理の観点からすると
「予め自らの危険性や反社会性を、外部に示してくれて助かるわ」
という気持ちすら湧いてくるから、不思議なもの。
また、貧乏ゆすりを続ける迷惑系には「ゆすり侍」「シェイクマスター」「ロックンロール小僧」といった、コミカルなあだ名でも心の中で授けるとよい。 同時に、頭の中でRPGにおける敵との遭遇シーンのようなBGMを流してみることも勧めるよ。
この他にも怒りの対象を、「珍奇な生き物」枠に入れて、
・動物園の檻の中を徘徊する動物
・透明なアリの巣観察キットの中に生息する生物
を観察するような遊び心を加えてみるのもありだろう。
当事者としての怒りは消え失せ、安全な場所から事象を眺め、考察する研究者のような視座を獲得できる。
俺(規格外)くらいの手練れになると、不快行為を行う連中を一瞥した瞬間、脳内で「珍なる生き物」と変換する時間も認知資源ももったいないので、彼らを一言、

「珍!」

と斬り捨て、脳内メモリを即時に解放できるようになる。
外部の環境や他者の振る舞いを直接変えることは難しい。 しかし、自らの脳内に入力する言葉のプロンプトを書き換えることは、誰にでも、今すぐにできること。
以上、自らの認識の枠組みを言葉によって再定義すれば、感情の主導権を握ることができるという話。
参考にしてもらえたら嬉しい。珍!!!

ーーーー
※こんな話も含め、私が日々、記録してきた内容を
で紹介している。また3000部増刷がかかった。読んでくれよな!

※気づけば1年で7万フォロワー超になった。続きを読みたい方は以下からフォローするといい。人生・ビジネス・SNS運用の参考になるだろう。
※noteに過去記事の連載をまとめている(全て無料)。日々、更新しているので合わせてフォローしておくといいよ。
Want to publish your own Article?
Upgrade to Premium