お金を貯めたい、増やしたいと思っていても実際は怖い・難しい・面倒くさいことばかりで何から始めたらいいのかわからなかったりしませんか? そんな疑問にお金の教室「富女子(ふじょし)会」を主宰する永田雄三さんと先輩女子たちが答えた著書『 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト 』から一部を抜粋し、貯金をするうえで「本当に役に立ったコツ」を1テーマごとに簡潔な解説で紹介します。1回目は「すぐにやめるべき節約生活」について。
「貯金=使うお金をどう減らすか」の単純思考ではお金は貯まらない
女子たちにお金のアドバイスをしている中で、あるとき、私とは根本的に考え方が違うことに気がつきました。「お金持ちになろう」と思ったとき、私は「収入や手持ちのお金をどう増やすか」とまず考えます。
しかし、多くの女子は「使うお金をどう減らすか」をまず考えているのです。
私の周囲にはたまたま堅実思考の女子が集まっていたのかもしれませんが、アドバイスを始めた当初、この考え方の違いにはおおいに驚かされました。その象徴が「節約」です。
富女子会はお金について学び合う女性たちのサークルの要素もあり、たまに複数のメンバーが集まって、最近のお金の状況を話したりもします。すると、
という話が始まります。「お金を貯める=節約」の図式があるようなのです。
同様に、「年収300万円台の女性でも、5年で1000万円なら、無理なく貯められますよ」とお話しすると、
と返されます。そもそも手持ちのお金を増やそう、収入を増やそうという発想がないのです。あなたはどうでしょう?
節約もダイエットもガマンのしすぎはリバウンドに
もちろん、「今すぐに投資をしろ」「手持ちの資金をレバレッジ(=借り入れを利用して、収益を高めること)で増やせ」などと言うつもりはありません。でも、少し考えていただきたい。今まで思うようにお金を貯めてこられなかった方が、ちょっと節約したとしても、劇的にお金が貯まることはありません。
家計簿を短期間つけて、垂れ流し状態になっていたムダな出費を見直し、省くことはもちろん必要です。決意してコンビニに行く回数を減らせば、その分、お金は貯まります。「チリも積もれば山となる」も、間違いではないでしょう。
ただ、それ自体がストレスになるような過度の節約、ガマンの日々は、どうかと思います。実践するにしても「期間限定」にしましょう。
なぜか。それは、お金を貯めることと、ケチになることは根本的に違うからです。
お金を貯めたい理由として、多くの人は、「将来の不安をなくして、心身ともに豊かになりたい」と挙げます。それなのに、
と、とにかくケチに徹するとしたら、豊かさとはかけ離れませんか? 徹底した節約の先に待つのは、わずかな貯金と、心身ともの貧しさなのではないでしょうか。
また、ダイエットのリバウンドに象徴されるように、ガマンをすればあとで必ず限界を迎え、リバウンドして、ガマン前よりも悪い状況になるのです。
というわけで、ガマン勝負の節約は、「期間限定」で。ご褒美に浪費してしまうようなら、今すぐやめましょう。
(文中コメント図=イラスト/いそのけい、デザイン/若井夏澄)
永田雄三(著)、日経BP、1760円(税込み)