【キーボード沼】1年で10台以上のキーボードを買って使ってわかったこと
なんかまた『板』増えてない?(呆れ)
何度か聞いた妻の言葉。僕にとっては大好きなキーボードも興味のない妻にかかれば雑なくくりで『板』にカテゴライズされてしまいます。
まあ実際やれることはどれもほとんど同じなのですが、集めたキーボードたちは少しずつデザインや打鍵感や配列が違います。また、いくつかは自分好みにカスタマイズしています。この少しの違いやカスタマイズ性が僕をキーボード沼に引き摺り込んだのです。
気づけばキーボード本体だけで10台以上買っていました。今回はキーボードの沼にハマった経験を通してわかったことや悩んで工夫したことなどを書きます。みなさんのキーボード選びのヒントになれば嬉しいです。
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キーボード沼にハマったきっかけ
Lofree FLOWというキーボードを購入したのが沼への第一歩でした。1年ほど前にSNSなどで打鍵感が最高だと話題になっており、当時はそれほどキーボードにこだわりはなかったのですが、なぜか興味が湧いて購入。
実際にキーを押してみると、コトコトした独特な打鍵感に驚きました。それからキーボードの世界にハマり、次から次へといろんなキーボードやパーツを買って試しています。
↓沼に片足踏み込もうとしてるときの記事
ここ1年で購入したキーボードとカスタム用のパーツ
僕が主に購入してきたのは、ロープロファイルメカニカルキーボードという種類のキーボードです。
ロープロファイルメカニカルキーボードとは、通常のメカニカルキーボードよりも薄型のスイッチとキートップを採用し、全体の高さを抑えたキーボードのこと。打鍵感や耐久性などのメカニカルスイッチの特長を保ちつつ、軽量・薄型化により持ち運びや省スペース性を向上させています。
メジャーどころのロープロファイルメカニカルキーボードはひととおり試してきました。ひとつずつ語ることはしませんが、どんなキーボードやパーツを使ってきたかわかるように、製品の名称を箇条書きしておきます。
キーボード本体
Lofree FLOW 84keys
Lofree FLOW Lite 84keys
Lofree FLOW Lite 100keys
Keychron K3 Pro
Keychron K3 Max
Keychron K7
Keychron K7 Max
Keychron Q0 Max
Nuphy Air60 v2
Nuphy Air75 v2
Logicool KX850M MX MECHANICAL MINI
SATECHI SM1
キースイッチ
Lofree Hades Switch
Keychron Red Switch
Keychron Brown Switch
Keychron Banana Switch
Gaterom Red switch
Gateron×Nuphy Wisteria Switch
Gateron×Nuphy Cowberry Switch
Gateron×Nuphy Aloe Switch
キーキャップ
Keychron Keycap Royal
Keychron Keycap White
Nuphy Keycap BoW
キーボード沼にハマってわかったこと
前述したキーボードやキースイッチなどを購入し、あれこれカスタムしながら使ってみた過程で多くの学びや悩みがありました。本当はもっとたくさん語りたいのですが、長くなりすぎるので10個にしぼりました。
US配列には慣れる
Lofree FLOWを買うまでJIS配列しか使ったことがなく、最初は記号の位置やエンターキーの小ささに悩まされたものの、使い続けるうちに徐々に脳と指が覚えていきました。今ではむしろUS配列の方が打ちやすいくらいです。
切り替えてから2週間ほどは結構なストレスですが、そこを我慢して乗り越えられればキーボード選びの幅が大きく広がります。US配列しかないキーボードは多いので。
僕はずっとJIS配列しか使えないと思い込んでいましたが、US配列には予想より簡単に慣れて自分でも驚きました。チャレンジ精神大事。
打鍵感や打鍵音は直に試して感じてみないとわからない
YouTubeやブログレビューをいくら見ても、実際に自分の指で触れるまでは本当の打鍵感はわかりません。
当たり前と言えば当たり前なのですが、人それぞれ感じ方は違います。スピーカー越しに聞く打鍵音と実際に聞く打鍵音にも違いがあります。なのでできれば実店舗で試すのがおすすめ。
期待して買ったGateron×Nuphy Aloe Switchは打鍵感が軽すぎ&打鍵音が高すぎであまり気に入りませんでした。
キーボードによって対応するキースイッチの規格が異なる
これは痛い学びでした。せっかく購入したLow Profile Keychron OpticalスイッチがKeychron K3 Maxに対応せず、無駄になってしまいました。
ロープロファイルキーボードには主に「Gateron Low Profile 2.0」「Low Profile Keychron Optical」「Kailh Choc V2」などの規格があり、互換性がありません。Keychron K Maxシリーズに対応するのはGateron Low Profile 2.0です。
ホットスワップ対応のキーボードや交換用のキースイッチを購入する前には、必ず「どの規格か」を確認しないとですね。
新鮮さが失われた頃に本当の使い心地がわかる
キーボードに限った話ではないですが、購入直後はそれをいいモノだと思い込みがちです。でも、本当の使い心地がわかるのは、1ヶ月ほど使い続けた後かなと思います。
Lofree FLOWは最初こそ気に入っていましたが、キータッチが重いため長時間タイピングすると疲れを感じるようになりました。良くも悪くも特徴的な打鍵感はデイリーユースに向かないのかも。新鮮さのバイアスがなくなったときに、本当の意味で自分に合っているかわかることが多いです。
小指で打鍵するキーは軽めのキースイッチにすると快適
全てのキーに同じスイッチを使うのが一般的ですが、個人的には指の力によって最適なスイッチは異なると感じています。特にShiftキーやBackspaceなど、小指で押すキーは軽めのスイッチにすると疲労が減ります。
よく使っているNuphy Air60 V2では、小指で押下するキーのスイッチはCowberry、それ以外は赤軸にしており、Cowberryの方がほんの少し軽い打鍵感です。小指が痛くなりやすい方は、Enterキー周りだけでも軽いスイッチに変えてみるといいかも。
だんだんとデザインや打鍵感よりも使いやすさや機能性が気になってくる
キーボード沼に入った最初の頃は、デザインや打鍵感ばかりに意識が向いていました。Nuphy Air75 V2のポップなデザインやGateron×Nuphy Wisteria Switchの気持ちいいクリック感にやみつきでした。
でも、いつの間にか、長時間タイピングでの疲労度、打鍵ミスの少なさ、キーマップ変更機能など、使いやすさや機能性を求めるようになっていました。おかしいですね、デザインと打鍵感で沼にハマったはずなのに。最近はシンプルで快適に使えるキーボードを手に取る頻度が高いです。
作業のしやすさや効率性を重視するなら一台の相棒を選んだ方がいい
たくさんあるキーボードを日替わりで回していたとき、趣味としてはめちゃくちゃ楽しいものの、仕事としては少し効率が落ちると感じました。キーボードごとに微妙に異なるキー配置や感触に慣れるまで、毎回数分から十数分くらいかかるんですよね。
そこで仕事用はKeychron K3 Max、noteを書くなど趣味用はLofree FLOW LiteとNuphy Air60 V2に固定したところ、日替わりで回していた頃に比べるとロスなく作業できるようになりました。
作業効率を最大化するという意味では、一台の相棒を選ぶのがベストなんだと思います。楽しさと効率性の両立は難しいですね。もっと達人の域になれば違うのかもしれないですが。
家での打鍵音うるさい問題
自分には心地よい打鍵音も他人にとってはシンプルにうるさいだけです。みなさんも職場で他の人の打鍵音が気になった経験が一度くらいあるのではないでしょうか。
僕の場合、職場では比較的静音性の高い赤軸のKeychron K3 Maxを使っているのと、それほど静かなオフィスでもないので打鍵音が目立ちづらいのですが、家では妻からど直っ球で「カチャカチャうるさい」の一言をくらいました。
そこでLofree FLOW Liteのキースイッチを静音性が高いDeep Sea Silent MINI IsletとHadesに変更。このふたつのキースイッチはもう無音に近いです。さらに、デスク上にデスクマットを敷いてもっと静音化しました。妻もこれなら気にならないみたい。周りの人への配慮を忘れずキーボードを楽しむのが大事ですね。
会社のノートPCがJIS配列問題
自宅のデスクでも会社のデスクでもUS配列のキーボードを使っているのですが、JIS配列のキーボードを使わざるを得ない瞬間があります。会議室でのミーティングです。会社支給のノートPCって普通はJIS配列ですからね。
US配列には慣れたものの、US配列とJIS配列を行き来するのは難しいです。特に記号のタイプミスが増えます。わざわざノートPCとは別にキーボードも持っていくのもアレですし、会社支給のノートPCをUS配列に変更してもらうのも難しい。
ということで、現在進行形で悩んでいます。US配列とJIS配列をスムーズに行き来できるように訓練するというパワープレーしか思いつきません。何かいい方法があったら教えてください。
ユニークな自作キーボードが気になってくる
メジャーどころのロープロファイルメカニカルキーボードをひととおり試した結果、もう市販品で欲しいものはないところまで来ました。すると今度は個人の方が制作しているユニークな自作キーボードが気になってきます。
分割型キーボードやコンパクトな40%キーボードなど、市販品にはない個性が魅力的。最近特に気になっているのはmoNa2という無線接続対応のトラックボール付き小型分割キーボードです。
ここから先にはもっと深い沼が待ち受けているに違いなく戦々恐々としています。このままさらにキーボード沼に踏み込むのか、もしくはキーボードとは別の沼を見つけるのか、それはこれからのお話。
結局どのキーボードを使ってるの?
実はもうすでに述べてしまったのですが、あらためて現在進行形で使っているキーボードを紹介します。たくさん持っていても実際に使っているのは基本的に次の3台です。
Keychron K3 Max
コスパ最強。誰かにおすすめするなら間違いなくこれ。赤軸はクセがなく上品な打鍵感。打鍵音も控えめでオフィスで使うのにもアリ。フレームレスでスタイリッシュなデザインが美しくてお気に入りです。別売りのキーキャップと交換して、大好きなフットボールクラブをイメージしたカラーリングに。愛着が湧きますね。主に会社のデスクで使っています。
Nuphy Air60 V2
コンパクトな60%キーボード。サイドで控えめに光るバーライトがかわいい。エンターキーなど一部のキーキャップがポップすぎるので、Air75 V2に付けているホワイトのやつと交換しようと思っています。前述のとおり、小指で押下するキーのスイッチはCowberry、それ以外は赤軸にしています。主に自宅のデスクで使っています。ちなみに、Z行が普通より左にずれているので注意。
Lofree FLOW Lite
KeychronやNuphyと違い、「Kailh Choc V2」という規格のキースイッチに対応しています。「Kailh Choc V2」は種類が豊富でカスタマイズの幅が広いです。前述のとおり、Deep Sea Silent MINI IsletとHadesという静音性の高いやつに変更して使っています。静音性が最強なので妻にも怒られません。ワンポイントのゴールドだけ気に入っておらず、ここがシルバーだったら最高です。
個人的3大ロープロファイルメカニカルキーボードメーカー(Keychron、Nuphy、Lofree)から1台ずつ使っています。正直なところ他のキーボードはほとんど出番がありません。積み上がったキーボードの外箱を眺めながら「そろそろ整理しないとな…」とは思っています。
***
ということで今回は、キーボードの沼にハマった経験を通してわかったことや悩んで工夫したことなどを書きました。Lofree FLOWを購入し、キーボードに興味が湧き始めたあの頃の自分に役立つ情報になったと思います。同じようにキーボードの魅力にハマり始めた方へのヒントになれば嬉しいです。
僕もまだ完璧と言えるキーボードには出会えていないので、まだまだ理想のキーボード探しの旅は続きそうです。でもある意味、出会えないまま試行錯誤し続ける方が楽しいかも。みなさんも良きキーボードライフを。
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コメント
2US/JIS配列問題
OSが認識しているキーボードの種類を変更すれば一部は所望の配列になると思います。キー数と配置が違うのでお好みの配置になるか不明です。あとはキーボードをカスタマイズできるソフトウェアを使うしかないですね。Windowsなら以下URLが参考になりますね。自分はフィルタドライバに分類される「のどか」を使ってます。
lm-7.hatenadiary.org/entry/20090614/1244980470
なお当方はロジカルペアリング派なので逆方向ですね。自作系はUS配列が主流で色々と不便です。
あまりに沼ルートが似ていたのでコメントさせて頂きました。
こちらは色々彷徨ったあげく、今はK3 MaxにAloeを挿して公私共に利用しています。
そしてMona2ではありませんが、先日沼の更に深淵を覗くべく、遂に分割無線キーボード(roBaish)を注文しました。
親指にもっと仕事をさせようと思います。
分割も板も、実は効率面では余り違いがないと言われておりますが、効率厨はそもそも沼には浸かりませんです。ただ深淵を理解したい。その一心でございます。
長々と失礼しました。
ぜひHarushika様の浸かる沼に幸がありますように願っております。