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辺野古で転覆、高校生ら死亡 他人を乗せる“事業登録”ナシ 専門家「調べておくべきだった」 波浪注意報で…出航の判断は?

2026年3月18日 8:49
辺野古で転覆、高校生ら死亡 他人を乗せる“事業登録”ナシ 専門家「調べておくべきだった」 波浪注意報で…出航の判断は?

沖縄・名護市の辺野古の沖合で16日、小型船2隻が転覆し、平和学習中の高校生と船長が死亡しました。北海道・知床の遊覧船沈没事故を受けて旅客船は登録制となりましたが、登録されていなかったことが判明。責任の所在や事故を防ぐ手立てが問われそうです。

■助けに向かった船も高波に襲われ…

藤井貴彦キャスター
「平和学習の中で痛ましい事故が起きてしまいました。安全管理に問題はなかったのか整理します」

小栗泉・日本テレビ報道局特別解説委員
「今回転覆した船の『不屈』には最大10人乗りに9人が乗り、『平和丸』には最大13人のところ12人が乗っていました」

「亡くなった船長の金井創さん(71)が乗っていた『不屈』が先に転覆し、助けに向かった『平和丸』も高波に襲われて転覆してしまったということです。亡くなった高校2年生の女子生徒(17)は『平和丸』に乗船していました」

■船長に「おまかせ」の形で出航

小栗委員
「事故当時、現場海域では波浪注意報が出されていました。17日の高校側の説明によると警報の場合は見学を中止すると決まっていたものの、注意報の場合には引率の教員と船長で話をして決めることになっていました」

「当日は船長の判断におまかせする形で出航したという説明でした。また、引率の教員は残った生徒と陸で待機していたということです」

■他人を乗せるための「事業登録」

藤井キャスター
「一方で、船自体の安全管理はどうだったのでしょうか?」

「市民団体の会見によると、転覆した2隻は他人を乗せるための事業登録をしていなかったことが分かっています。この登録制は、2022年に起きた知床の遊覧船沈没事故をきっかけに、それまでの届出制が登録制に厳しくなったものです」

「登録にあたっては適切な保険に加入する、運航管理者を決める、そして安全管理規程を届け出るといった義務が発生するなど、厳格な安全管理が求められます」

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■登録が必要かどうかのポイント
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