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護憲派・反基地派が嫌われているというのは、言葉づかいではなく、辺野古の事故で露になったような心性である

沖縄・名護市辺野古沖で2026年3月16日に発生した小型船転覆事故は、同志社国際高校の修学旅行生(平和学習のため)が乗った「不屈」と「平和丸」の2隻が次々と転覆し、女子高生1名と船長1名が死亡するという痛ましい結果となった。

私は政局的な政治闘争が好きではないし、人が死んだ事故を政争の具としてキャッキャッ騒ぐというような趣味はないので、今までXでも特に言及せずに見ていたわけだが、しかし事故の詳細が明らかになるにつれ、思わず一言言ってしまうほど中身がひどすぎて、ちょっと言及することになってしまった。

こちらのポストが言う通り、「許認可ダメ、安全配慮ダメ、天候判断ダメ、運航コースダメ、僚艇転覆時の判断ダメ、謝罪会見ダメ、学校側との契約関係ダメ、金の動きダメ。マルが本当に一つも無い。」としか言いようがないからである。まず基本的な事項は以下のクルーズ会社代表のnoteがプロの目としてベースラインになるだろう。

許認可ダメ:運航主体であるヘリ基地反対協議会関連の船は、旅客を有償で運ぶための「一般不定期航路事業」の運輸局登録を一切しておらず、無許可で高校生を乗船させていた。学校側も登録の有無を確認しておらず、旅行会社の拒否を押し切って行かせた。(上記note)

安全配慮ダメ:小型抗議船に定員ギリギリの生徒18人を乗せ、教員も同乗せずというずさんな体制。(上記note)保険加入、救命設備、乗船者管理も疑わしい(産経)。

天候判断ダメ:事故当日は波浪注意報が発令されており、海上保安部が注意喚起をしていたにもかかわらず、出航を強行。(上記note)

運航コースダメ:波がせり上がる不規則波を生むと講習で習うリーフエッジを航行したという指摘。(X琉球新報転載

僚艇転覆時の判断ダメ:定員いっぱいの僚船が救助に出ようとして二次遭難し、こちらから高校生の死者が出た。乗員数の確認すら漁港到着後で遅れた(沖縄放送)。海上保安庁への救援要請も不十分だったという話も。

謝罪会見ダメ:ほかのすべての謝罪会見は頭をさげるだけまだマシだったと言わしめる内容。

上記noteにも「完全に人災と断言しても問題ないと言えます。市民団体、学校ともに大きな責任を追うことになるかと思います。」と言わしめる、常識的に考えれば存在していないはずがないセーフティが一切ない、という状況の必然的結末といえる事故であったといえる。


事故を起こした人たちの心性

このあまりにも杜撰な体制を見て真っ先にに感じることは、この人たちは「自分たちが人を死なせてしまう立場になりうる」という危機感が最初から最後まで欠如している、ということである。あるいはもっと俗っぽく「事故を起こしてしまったら怒られる」ということに対する恐れすら感じられない。

まして、比較的最近、こういう運動で警備員を巻き込んで死なせてしまうという事故を起こしているだけに、命を本当に大事に考えているのであれば、「自分たちのやっていることが大丈夫か?」という自己チェックぐらいあるはずだが、そう考えていないから、こういう杜撰な事故が起きるのだろう。

これが意味しているところは何か。この人たちは「命を守る」ということを、本当にどうでもいいと思っているのではないか。あるいは自分たちは一方的に責める側の立場であると思い込んでいて、もはや自分たちが責められる立場になるということを発想するに至らないほど考えが歪んでいるか、そのいずれか、あるいはその両方であるということだろう。

少なくとも、人を死なせてしまったことを悔いて申し訳ないと思っているか、または、自分たちが今は怒られている、責められている立場にあるということを認識しているか、そのいずれかであるならば、あのような謝罪会見の態度にはならないと思うのである。

選挙の時に、なぜ護憲派が嫌われるかということについて、「言葉遣いが汚いから」というような意見が見られた。しかし、私はそうは思わない。逆の立場の人にも言葉遣いが汚い人はいくらでもいるからである。

本質的に護憲派が嫌われているのは、命のことをどうでもいいと思っている、あるいは、自分たちが責任を取ることになるのを恐れているからではないか。大人として当たり前の態度である「責任を取る」ということが全くできない人たちであるというところが見透かされていて、嫌われているのだろうと思う。

まあ、一つだけはっきりしているのは、「命どぅ宝」という言葉で責められるのは、今後は護憲派であり反基地派である、ということだろう。

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