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[五次槍弓]見知らぬ子ども/Novel by もったり馬

[五次槍弓]見知らぬ子ども

3,551 character(s)7 mins

とうとう五次にも手を出しました。槍弓です。が、弓槍でも可。むしろ槍弓槍?アーチャーがかわいくて仕方がない。ただそれだけだ。

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ふっ、と意識が浮上してだんだんと覚醒してくる。人間であったろから目覚まし時計を使うのは怠惰だと言ってのけただけあって、アーチャーの体内時計は正確に自身を目覚めさせる。それでも、瞼が半分とじたまま持ちあがらないのは、昨日の疲れが残っているからだ。

此処は衛宮邸。かつての自分の育った家であり、現在の自分のマスターの恋人である衛宮士郎の家だ。マスターがこの家に良く出入りし、泊っていくことも少なくないことから、アーチャーも広い衛宮邸に客間の部屋を当て分けられていた。サーヴァントである自分に部屋は不要と断りをいれたものの、衛宮士郎に押し切られ、結局マスターに同行して衛宮邸へ訪れるたびにこの部屋を使うことになった。

しかし、実のところ、この部屋を良く利用するのは自分だけではない。ランサーことクー・フーリンもこの部屋を同じく使っている。それは、どちらかが居ない時にもう一人が部屋を利用できる、ということではなく、むしろ二人そろっていないとこの部屋を利用することはほとんどない、というなんとも奇妙な利用方法なのである。

「やっぱりおまえがいないとあの部屋も、他人の部屋みたいでな。俺はおまえと一緒がいいんだよ」

とは隣で寝ている男の言である。つまりはアーチャーとランサーはそういう関係だった。


この部屋で二人で初めて過ごした夜のことなどを寝起きの頭でぼんやり考えていると、ぼっといきなりアーチャーの頬に朱がさした。


「……っ、起きるか」


朝食の支度をしなくては。ランサーは……、寝かせておいてやるか。と自分だけ台所に立つため布団をめくり立ち上がろうとした瞬間、アーチャーの思考は停止した。


一分が経過したとき、「……ぶはっ」という自分の呼吸音でアーチャーは我に返った。どうやら吃驚しすぎて呼吸も止まっていたらしい。


自分の隣、布団の上で寝ていたはずの男の姿はそこにない。しかし、それだけではなく見知らぬ子どもがそこにすぅすぅと可愛らしい寝息を立てて眠っていたのである。長くて蒼い髪に白い肌。繊細な作りの美しい顔に、しなやかに伸びた手足はまだ子どもらしい細さを見せていてかわいらしいが、どうやら男の子らしい。ユニセックスな服を着せたらまず男だとはわからないだろう。なぜ、男の子かとわかったかと言えば、子どもが裸だったからである。


「なんでさっ!?」

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