「日本はこれからレアアースに困らない」首相発言に第一人者が「いいかげんにしろ」 超遠隔地・南鳥島沖の深海底資源、引き揚げより肝心なのは…
レアアースの使用量が少ない、小型で強力な超電導モーターの開発は日本のお家芸です。しかし技術的にはまだまだ途上です」 ―戦略的な備蓄を進めながら、使用量を減らす技術にも投資していくということですね。 「それはレアアースに限らず、全ての鉱物資源に当てはまることです。仮に深海底からレアアースをそれなりに低コストで採掘できる技術を開発し得たとしても、それで解決するのはレアアースの問題だけです。日本が自給できるのはヨウ素と石灰石。そこにレアアースが加わったとしても、それだけで工業製品は作れません。そんな単純な話ではありません」 × × おかべ・とおる 1965年京都市生まれ。レアメタル製錬に関する研究で1993年に京都大博士(工学)。2009年から東京大生産技術研究所教授。2024年副学長。