倉戸遥奈さん(仮名)は40代のパート従業員。この春、遥奈さんの1人娘は高校に進学する。その進学先は、娘がかねてから憧れていた私立女子高校だが、高校の授業料無償化制度があることから、大船に乗ったつもりで受験させたという。しかし無事に合格後、保護者と共に出席する「説明会」会場には、レクサスなどの高級車や、ブランド品を身に着けた母親が目立ち、いきなり生活水準の差を感じてさい先不安になったそうで…
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「夫はある中小企業に勤務しており、手取り収入は300万円ちょっとです。私のパート収入と合わせると400万円くらい。私の母と同居しており、家賃も住宅ローンもないので、生活が苦しいというわけではありません。ですが贅沢はできない、そんな感じの家庭です」
こう話すのは、首都圏のある県内で夫と娘と暮らす倉戸遥奈さん(仮名)。今春、1人娘が私立女子高校に入学することが決まったパート従業員である。
「住居費がほとんどかからないというのは、とても大きいですよ。ただ、高校の授業料無償化制度がなければ、娘に私立に行っていいと言えていたかどうかはわかりません」
と遥奈さん。