投打に不安山積の阿部巨人 64年ぶり新人開幕投手で露呈した阪神対策「打つ手なし」
新人が64年ぶりの大抜てきだ。
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巨人の阿部慎之助監督(46)がドラフト1位ルーキーの竹丸和幸(24=鷺宮製作所)を開幕投手に指名。巨人の新人ではV9時代を支えた「エースのジョー」こと城之内邦雄以来となる快挙だそうだ。
昨季11勝で開幕投手の最有力候補だった山崎が右肩の故障で離脱。練習試合、オープン戦を通じて実戦13回連続無失点のドラ1新人に白羽の矢が立った。
昨季3位に終わった巨人は、阪神との直接対決で8勝17敗と大きく負け越し。阪神の独走リーグ優勝に貢献しただけに、阿部監督は「タイガースを倒さないと優勝はない」と並々ならぬ意欲を見せている。
さる巨人OBがこう言った。
「巨人の開幕ローテは、楽天から移籍してきた則本、戸郷、田中将、赤星、新人の山城、新外国人のウィットリー、ハワード、マタらが争う構図だった。開幕投手は本来ならエース戸郷が務めるべきだが、17日のヤクルト戦でも初回に本塁打を浴びるなど、相変わらず調子が上がってこない。阿部監督は苦肉の策として、阪神との開幕3連戦の先発は、昨年巨人にいなかった新戦力を並べる“奇策”で臨むかもしれないと明かした。当初、ドラ1ルーキーには、阪神との3戦目の先発で、勝ち星をつけたい親心があった。日曜日は翌日試合がないから、リリーフをつっこめますから。しかし、それが初戦に繰り上がった格好です」
「データの少ない投手を投げさせる」
悩み抜いた阿部監督は、阪神対策として「データの少ない投手を投げさせる」という結論に達したという。
「例えば、ドラ1竹丸、新助っ人ウィットリー、ドラフト3位ルーキーの山城という開幕ローテもあり得るということ。ただ、最初のカードで見せてしまったら、2カード目からは通用しませんが……。阪神はこの日のオープン戦で、WBC帰りの佐藤、森下、坂本がいきなりスタメンで出場したように主力が元気。戦力も分厚い。阪神との実力差は歴然としていて、阿部監督も打つ手がないのでしょう」(前出のOB)
巨人から唯一WBCに出場した大勢は大会中に右手指を負傷するなど、力を発揮できなかった。前回大会後は後遺症にも苦しんだ。
メジャーに流出した岡本不在の打線も投手陣も不安要素が山積み。王者阪神との差は今季も埋まりそうにないか。
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