京都工芸繊維大、3月末で福知山キャンパス閉校 京丹後も閉鎖検討

2026年3月末で閉校になる京都工芸繊維大福知山キャンパス=福知山市堀で2026年3月9日、庭田学撮影 拡大
2026年3月末で閉校になる京都工芸繊維大福知山キャンパス=福知山市堀で2026年3月9日、庭田学撮影

 京都工芸繊維大(京都市左京区)は、福知山キャンパス(京都府福知山市堀)を3月末で閉校にする。京丹後キャンパス地域連携センター(京丹後市網野町)も8月で閉鎖になる可能性がある。府北部をフィールドにした教育プログラムは継続するとしており、今後、工繊大の府北部の拠点は綾部地域連携室(綾部市青野町)に集約する方針という。

 工繊大は、府北部を舞台に地域課題解決や地域産業活性化に向けた技術者を育てる「地域創生テックプログラム」コース(定員1学年22人)を2016年に設置した。その拠点として同年、福知山キャンパスを開設。学生たちは府北部5市2町の課題調査やフィールドワーク、企業・自治体でのインターンシップなどが経験できる。

 府北部で学ぶのは3年後期が中心。工繊大によると、多くの学生が京都市内から福知山に通うため、交通費などの負担が大きかった。新型コロナウイルス禍でオンライン授業が普及し、福知山に来なくても受講が可能な環境になった。このような背景から、大学として福知山キャンパスを所有し続けるのは、費用対効果が見いだせないと判断したという。

 京丹後キャンパス地域連携センターは、教育・研究・社会貢献事業で京丹後市の企業や市民と交流することを目的に06年に開設した。建物は京丹後市から2年契約で借りており、今年8月末の契約更新に合わせて閉鎖を検討している。かつては研究機材も置かれていたが、教員の交代もあり、近年は地域創生テックプログラムで学ぶ数人の学生が年に1カ月程度、宿泊に使用するだけになっていた。

 府北部の新たな中心になる綾部地域連携室は、綾部市ものづくり交流館(北部産業創造センター)内にある。工繊大は「地域創生テックプログラムを通じた府北部との関係性は本学独自のもの。持続可能な質の高いプログラムに進化させたい。拠点は変わるが、今後も北部の課題解決と発展に取り組んでいく」としている。【庭田学】

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