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The Works "弓のずぼら飯①" is tagged "槍弓" and "Fate小説100users入り".
弓のずぼら飯①/Novel by ののの

弓のずぼら飯①

1,782 character(s)3 mins

雰囲気槍弓

謎時空/カルデア/5次ごちゃまぜ

FGOしかしらない作者が書いてます

英霊エミヤの解釈違いが多く含む恐れありです

なんでも良いよ許してやるよという人は覗いてみてください

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①ずぼらうどん

「全くひどい目にあった…」

太陽が真上に差し掛かる頃、ようやく戻ってこれたねぐら
龍脈の上に建てられた1LDKのアパートに入り一息つく
昨日からマスターのいつものうっかりに巻き込まれ上に下にの大騒ぎ…いやいつもどおりの非日常から戻ってこれただけで良しとしよう
しかし体の怠さが感じられるのが少し不愉快ではある

「体を休ませる前に何か腹に入れておくか…」

龍脈の上に体を休めることで魔力の充填も出来るが時間が少し掛かりすぎてしまう
…うっかりはいつまた何時に起こるかわからない…早目の補充が望ましい
冷蔵庫を開ける
作りおきの惣菜が2つ、野菜は大根、青ネギ、ご飯は…なし
冷凍庫に買い置きのうどんが3つ

「…仕方がないが、手抜きをするか」

ため息と共に冷蔵庫から食材を取り出す
凜に呼ばれた時が丁度買い物に出掛けようとしていたところで食材が足りない
しかし買いに行く元気もなし
あり合わせだが自分一人食べるだけだ何でもかまわないだろう

まずは冷凍うどんを解凍してしまおう、3つ全てだ
その間に惣菜のオクラのおかか和えの味を見る…このままで良いか
もうひとつの惣菜はせせりの南蛮漬けかこれも使ってしまおう
大根おろしを作り置いておく
ネギは刻んでおく
作りおきの出汁に酒、みりん、醤油を足して煮立たせ味の濃いめんつゆにする
冷蔵庫から氷を全部だして2つに分ける
うどんが解凍出来たので水洗いし軽く氷水に入れて締める
めんつゆも氷水を張ったバットにいれ冷ます
ガラスの深めの大皿にうどんの水を切りながら盛り付ける
その上に大根おろし、オクラ、せせり、ネギを食べやすいようにトッピング
冷やしためんつゆを全体にかけ、氷も何個か置く

「よし、完成だ」

あるものを乗っけただけのずぼら飯だが

「なかなか悪くはないではないか」
「おー旨そうー」
「そうだろう、見た目のバランスも気をつけている」
「だよなー見るだけでよだれ出るもん」
「ふふ、詰まらせないように気を付けて食べたまえ」
「おー!いただきます!!」

つるりと食べ始める青い髪の…

「待て!何故貴様がここにいる」
「え?今更?」
「今更もなにもさっきまで居なかっただろうが!」
「いや、そりゃ窓から勝手にはいったけどよ声はかけたぜ?
集中して作ってたみたいで反応なかったけどよ」
「…」
「…魔力無さすぎじゃねぇか?
うどん返そうか?」
「いや…まだ残っているから」
「そうか…」
「…」

残り物を同じように盛り付け、同じテーブルにつく
うどんを啜る音だけが部屋に響く

「あー、ごっそさん美味かったぜ」
「…こんな手抜き料理に労いはいい」
「いや、マジで美味かったって」
「もっと美味いうどんだって出せる、こんな」
「待て待て待て、そのもっと美味いうどんはまた今度食わせてくれ
まーその、急に来て悪かったって」
「む…」
「俺も魔力足りないからお前んとこで休ませてもらおうかと思って
それとあわよくば何か食べさせてもらおうかなって」
「それならば」
「みんなの前で言われるの嫌だろ?」
「…」
「…何となくだが、お前のこういう料理食べれてラッキーだと思ってるからな
普通にうめぇし俺は好きだったけど、お前は納得しないんだろうな」
「…自分一人で食べるつもりだったから」
「おう」
「キミが来るならもう少し手の込んだものをと思うのは」
「まぁそれも嬉しいぜ
ただ、疲れてるときまで気を張る必要もねぇし手抜いてもいいんだよ!
お前はもうちょっと緩く生きろよ」
「私たちはすでに死んでいる」
「あーはいはい、そういうことじゃなくてなー
あ、片付けは俺がするからもう寝ちまいな」
「はなしはまだ」
「おやすみおやすみ」

背中を押され寝室に入る。くそ、気が抜けたところをよりにもよってあの男にみられるとは…魔力が足りないと注意力が散漫になる
食事をしたが一人で食べる量を分け合ったので吸収される魔力が少ない
言われるがままなのは癪にさわるが布団の中に入ると自然に瞼が降りてくる

「お、もう寝た?」

男の声

「よしよし、もう少し奥いこうな」

体の片側に感じられるぬくもり
あやすように手のひらが腹の上に乗せられる

「お疲れさん」


(疲れた時は無理せずずぼらうどん)

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