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東日本大震災から15年 羽生結弦さん「思いの根幹は変わらない」

東日本大震災やアイスショーに対する思いを語った羽生結弦さん=仙台市内で2026年3月10日、貝塚太一撮影 拡大
東日本大震災やアイスショーに対する思いを語った羽生結弦さん=仙台市内で2026年3月10日、貝塚太一撮影

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たした仙台市出身のプロスケーター・羽生結弦さん(31)が、東日本大震災から15年を迎え、毎日新聞の単独インタビューに応じた。

 3月に被災地から希望を届ける公演「notte stellata(ノッテ・ステラータ)」は今年で4回目。今回は震災を機に結成された東北ユースオーケストラと共演し、生演奏に合わせて羽生さんが新演目を舞った。

 回数を重ねるごとに、出演する仲間への信頼感は強まっているという。

 「僕1人で頑張んなくても大丈夫だって思えるようになってきた。(3・11を)一緒に背負っていける仲間たちがいると、今回は特に強く感じられました」

 自身の抱える「痛み」や「傷」との向き合い方にも変化が表れ始めている。

 「(今までは)誰かのために滑ることが一番だし、誰かのために、僕自身の感情や、魂のともしびを燃やし続けることが一番大切だと思って、突っ走ってきたんですけど。それと自分のつらいこと、『傷』があるということを認めつつ、全力で突っ走ることは両立するんだなって感じてくるようにはなってきました」

 昨夏から体の使い方を見直すなど、スケーターとして演技を突き詰め続ける姿勢は不変だ。「自分の気持ちや願い、祈りを届けられるようにフィギュアスケートを活用していきたい」。その言葉に一層の力を込めた。

 競技者時代から背負ってきた被災地。プロとなっても、震災から15年という月日が流れても「伝えたい思いの種類や、根幹は変わらない」と言った。「羽生結弦」として、これからも信念を持って滑り続けていく。【倉沢仁志】

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