同志社国際高、辺野古沖転覆事故を謝罪 「抗議船」乗船の顛末とは

沖縄・辺野古沖で同志社国際高校の生徒が乗る船が転覆した事故を受けて記者会見する西田喜久夫校長(右)と瀧英次常務理事
沖縄・辺野古沖で同志社国際高校の生徒が乗る船が転覆した事故を受けて記者会見する西田喜久夫校長(右)と瀧英次常務理事

沖縄県名護市の辺野古沖で16日に米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の辺野古移設に抗議する船「平和丸」(5トン未満)と「不屈」(1.9トン)が転覆し、乗船していた同志社国際高校(京都府京田辺市)の女子生徒と船長が死亡した事故を受け、同校は17日に会見を開いた。詰めかけた報道陣を前に、西田喜久夫校長ら学校幹部は沈痛な面持ちで深々と頭を下げ、亡くなった女子生徒、武石知華さん(17)と「不屈」船長で日本基督教団の牧師、金井創さん(71)に哀悼の意を表明。一方で、波浪注意報が出ていた中での出航は金井さんの判断に任せ、事前に生徒や保護者達に向けて「抗議船」に乗船するとは説明してなかったことを明かすなど、組織的な安全確認の欠如が露呈する形となり、SNS上で批判の声が次々と投稿されている。

抗議船「不屈」を操縦する金井創さん=2021年10月、沖縄県名護市辺野古沖
抗議船「不屈」を操縦する金井創さん=2021年10月、沖縄県名護市辺野古沖

2006年の沖縄移住から基地問題について抗議活動を行い、2014年から「不屈」の船長となった金井さんは、年に数回、依頼に応じて辺野古沖を案内していたとされる。キリスト教に基づく教育を行う同志社国際高とは個人的なつながりがあったとみられるが、生徒たちが抗議船に乗船するというプログラムが行われた背景に何があったのか。

金井創さんから「船に乗って見学できる」

西田校長の説明によると、担当教員と金井さんが研修旅行について話し合う中で、「船に乗って海上から現地の様子を見学できる」というアイデアが提案され、2023年3月から班別行動の1つとして取り組むようになったという。

抗議活動を目的としたものではなく「あくまで辺野古の海の美しさを感じ、基地の姿を見ることがポイントだった。生徒たちに特定の政治的なものを持つように指導するものでなかった」と強調したが、生徒や保護者に対し、乗船する船が抗議活動に使用されている実態を説明していなかった。

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