【巨人】竹丸和幸は「並のルーキーではない」清水隆行氏がドラ1を絶賛「順調に段階を踏めている」
◆オープン戦 ソフトバンク2―2巨人(10日・宇部)
竹丸は順調に段階を踏めている。初回は打者3人とも初球がボール。序盤はボール先行の投球もあったが、試合の中で徐々に修正できていた。直球に強さがあり、ゾーン内で勝負できていたから、フルカウントとする場面が5度あっても、四球はゼロ。厳しいカウントになっても慌てないのは、並のルーキーではない。
投球以外でも実戦向きな場面を見せてくれた。庄子やイヒネら俊足の選手を塁に出したが、スタートを切らせなかった。クイック自体も速いが、投球のリズムを一定にしない工夫も一因だろう。フィールディングでも海野のピッチャー返しのゴロを好捕して併殺に仕留めた。投げ終わりのバランスがいいから、痛烈な打球にも反応ができる。クセのない投球フォームが、ここでも生きている。
強いて指摘するなら、序盤はチェンジアップやスライダーが高めに抜ける場面が目立った。空振りは取れていたが、危ないボールにはなる。3回以降は低めに集まるように修正できていたが、今後は打者の感覚も上がっていき、開幕すれば竹丸という投手に対する各球団のアプローチも変わってくる。入りは難しさもあると思うが、立ち上がりから変化球の精度を上げていけば、さらに投球の幅が広がるだろう。(野球評論家・清水 隆行)