巨人ドラ1左腕が開幕ローテ入りで目指したい「2人のレジェンド」 竹丸和幸が那覇キャンプでも好評価

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竹丸への期待は日に日に高まっている(C)産経新聞社

 ここまでのキャンプは順調そのもの。十分、及第点と言って良いでしょう。

 巨人のドラフト1位ルーキー左腕・竹丸和幸が、開幕ローテーション入りへ好調を持続しています。

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 広島の崇徳高校、城西大学から社会人野球の鷺宮製作所に入社後、大きくステップアップを遂げたサウスポーは、昨秋のドラフト会議で巨人の1位指名を受け、即戦力としてプロ入りしました。

 アマチュア野球の取材歴が長いスポーツライターは言います。

「大学までは無名だった遅咲き左腕です。社会人でレベルアップし、アマ球界屈指のサウスポーに成長しました。先発左腕が補強ポイントだった巨人は、ドラフト前に『1位・竹丸』を公表してまで、獲得にこだわった。もし事前公表してなければ、少なくてもあと1球団に1位指名の可能性があり、競合になったことでしょう」

 2月15日に沖縄セルラースタジアム那覇で行われた広島との練習試合では、2回を2安打無失点と好投し、堂々の対外試合デビュー。イニング数、球数を増やしていきながら、開幕ローテの一角に食い込むことが、当面の目標になりそうです。

 そして竹丸が今後、目指すべき理想型は誰でしょうか。前述のスポーツライターは、「二人のレジェンド」の名を挙げ、勝てる投手になってほしいと願います。

「一人は宮本和知さん。今ではすっかりバラエティータレントとして有名ですが、1990年には14勝6敗で10完投をマークするなど、先発完投型のサウスポーとして一時代を築きました。二人目は郄橋尚成さん。こちらも2007年には14勝4敗で貯金10を稼ぐなど、ローテ投手として活躍しました」

 この二人と竹丸の共通項は何でしょうか。

「チームにとって貴重な先発完投型のサウスポーであるとともに、ともに社会人の一発勝負で腕を磨き、即戦力でプロ入りした経緯があります。宮本さんも尚成さんもプロ入り後、周囲には剛速球を投げるピッチャーはたくさんいましたが、変化球の精度や投球術を磨き、勝ちまくった。スピードガンと勝負するのではなく、相手打者との心理戦に勝利してきたという点では、二人のレジェンドはいいお手本になるでしょう」

 巨人のドラフト1位といえば、プレッシャーとの戦いもまた、避けられない要素。しかし竹丸はマイペースを貫き、一歩一歩着実に進んでいる点に、大卒社会人のしたたかさを感じます。

 その左腕で白星を重ねられるか。勝負のルーキーイヤーになりそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]