「すき家」からどんどん波及、ファミレス以外も導入が加速「深夜料金」はどこまで広がっていくのか
ファミレス業界では以前から導入していた
ファミレス業界では以前から深夜料金を導入していた。 すかいらーく系ではコロナ禍以前より、午後10時から翌5時の注文で10%のサービス料を加算している。サイゼリヤも同様に以前から10%を加算していた。その他、ジョイフルが遅れて2021年7月6日以降、これまた10%の深夜料金を導入している。
今後はさらなる拡大も?
ファミレス業界は以前から24時間営業や深夜営業を実施しており、その原資として深夜料金を活用していた。コロナ禍では営業時間を短縮する動きが進んだが、配膳ロボットなどDXにも支えられ、ニーズの大きい都心部などで復活している。 近年導入が相次いだのは、先述の通り牛丼や回転寿司のようなセルフ(に近い)業態で、従業員の手間のかかるファミレス業態から波及した形だ。割増率としては、すき家が設定した7%が標準になりつつある。 背景にあるのが人件費の上昇と労働基準法の規定だ。全国的に最低賃金が上昇したほか、法律上、午後10時~翌5時の時給は通常時の25%以上を割り増しする必要がある。 都内におけるすき家・松屋のアルバイト求人は、通常の時給が概ね1300円台で、深夜の時給を1600円台に設定している。はま寿司も同水準だ。東京都の場合、最低賃金はコロナ禍前と比較して20%以上伸びており、事業者の利益を圧迫している。 ファミレス業界が先行しているため、飲食店の深夜料金に対する消費者の抵抗感は小さいと予想される。深夜料金はファストフードなど他のセルフ業態にも波及していきそうだ。 ※下記の関連記事にある【完全版】では、配信していない写真とともに記事を閲覧できます。
著者プロフィール:山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。
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