元同級生の女性と親を金づちで襲う 殺人未遂罪の男に懲役13年判決
遠藤花
知人女性の自宅で、女性とその両親の頭を金づちで殴ったとして、殺人未遂罪などに問われた無職津山航一朗被告(23)=広島市安佐北区=の裁判員裁判の判決公判が16日、広島地裁であった。角谷比呂美裁判長は「被害者側に落ち度はなく、極めて身勝手で自己中心的」として、懲役13年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。
判決によると、津山被告は昨年2月2日午前2時40分ごろ、知人女性(当時22)の自宅に、無施錠の掃き出し窓から侵入。女性と50代の両親の3人の頭を金づちで複数回殴り、母親を2階ベランダから転落させた。女性と母親は重傷で、父親も軽傷を負った。
判決は、津山被告が2021年に大学に入学後、高校の同級生だった女性に執拗(しつよう)に連絡したり、スキンシップを強要したりしたと認定。女性の父親から警告され、連絡を絶った女性への復讐(ふくしゅう)として性的暴行を加えることを計画するようになったとした。角谷裁判長は「本来安全であるはずの自宅で就寝中に襲われた恐怖は計り知れず、被害者らの被った身体的・精神的苦痛は大きい」と述べた。