2026年3月5日 予算特別委員会
総括質疑(大要)
1.「公益通報」という名の告発について
【斉藤委員】
日本共産党の斉藤信でございます。
「公益通報」という名の告発文書が複数寄せられました。
千葉幸也企画理事について、「県政を私物化している」との告発であります。私の調査を踏まえて、その事実、実態があるのかどうかについて質問いたします。
・企画理事専用室の整備と異常な県内外への出張の実態について
千葉企画理事は、人事権をフル活用し、事実上の企画理事秘書組織を構築、専用の部屋の改修に多額な費用をかけたとのことですが、その実態を示してください。
【八重樫副知事】
行政経営推進課分室および企画理事室の改修費用についてでありますが、間仕切りの改修などに607万4000円余、机や会議用テーブル等の備品の購入に237万5000円余、事務用椅子などの消耗品の購入に52万3000円余、総額897万2000円余となっております。
企画理事室の直近の事例としては、平成26年度に3階に設置した事例がありますが、保存年限の5年を経過しており、文書が廃棄されていることから、改修の有無や要した経費・費用については確認することができません。
なお同室は現在、政策企画部長室として活用しております。
【斉藤委員】
これまでの企画理事で、こうした例があったでしょうか。
【八重樫副知事】
企画理事室の執務室について、過去の平成26年度以降の企画理事室については、会議室を活用して、その企画理事室としたものでございます。
【斉藤委員】
今までに例のない、900万円弱を使って整備をして、4人の秘書組織をやっているという異常な事態であります。これは宿直室を廃止して整備をしたと。いま、宿直体制はどうなってますか。
【八重樫副知事】
現在宿直にかかる借り上げを行っておりまして、エスポワールいわてにおいて宿泊施設の借り上げを行っているところでございます。
【斉藤委員】
この経費がどうかかっているか示してください。
実は千葉企画理事は昨年、富山の新庁舎を視察をしております。これは防災危機管理センター、10階建の立派なものです。ここの宿直室はどうなってるかと言いますと、4階の災害対策本部室の向かいに男性も女性も使える宿直室が立派に整備されている。エスポワールに泊まって防災危機管理の体制ができるんですか。
【八重樫副知事】
宿直体制につきまして、令和6年7月に危機管理対応課題検討会議で検討を行いまして、女性職員の宿直業務への参画、宿直女性職員の安全確保、宿直環境の改善を図るため、宿泊施設の借り上げが適切と総合的に判断し、令和7年4月から実施をしたものでございます。
【斉藤委員】
告発文書では、「企画理事は1000万円の自分の部屋の整備をした」という内容でしたが、これは基本的には事実だということを確認できました。
企画理事のスケジュールは庁内システムでも非公表で、「視察」という名目で全国および県内各地に出張していると告発がありますが、実態はどうなってますか。
【八重樫副知事】
企画理事のスケジュール管理に関しましては、議会や庁議、各種本部会議などへの出席につきましては、県政記者クラブに配付している県政日報において公開し、県全体で非公表の取り扱いとなっている内部での協議や会議などについては、各部局長等と同様に非公表としております。県内システムであるデスクネッツへのスケジュール登録につきましては、部局長等のスケジュール管理を基本的に各部局が行っており、外部に公開すべき日程については、県政日報で公開した上で、担当職員が連絡を受け、調整しているものであります。
次に、企画理事の全国および県内各地への出張状況につきましては、県外には計6回訪問しております。企画理事が所掌する県庁舎の再整備や公共施設の最適化、岩手県史のあり方検討の参考とするため、各先進事例を視察したものであります。
また県内は、旅費の伴わない盛岡市内分も含めて計33回となっており、具体的には、関係公署や所管施設等への訪問が9回、広域振興局長等との意見交換を行うための訪問が4回、研修での講師対応が20回となっております。
【斉藤委員】
私がいただいた資料は、出張回数25回で、うち県外が6回ということでしたが、私への情報提供はちょっと違っていましたね。
問題は、私がいただいた資料は、今年度の2月20日までの出張回数25回なんですけれど、県内出張はほとんど宿泊付きなんです。これは異常じゃないでしょうか。ほとんどが午後からの出張で、翌日午前中、宿泊のための出張、この疑惑が極めて濃厚でありますけれど、把握できますか。
【八重樫副知事】
県内出張のうち宿泊を伴う出張は計18回あります。いずれの出張も県庁での用務を行った上で訪問箇所を選定し、訪問先の相手方等から「対応可能」と言われた日程を組み合わせて作成した結果、効率的かつ合理性が認められる行程として宿泊対応したものであります。
【斉藤委員】
私はほとんど異常だと思いますけれど、全てここで取り上げるわけにいかないので、5月26~27日の出張、6月17日~18日の出張、11月6日~7日の出張、11月11日~12日の出張、何が目的で、どういう日程で、どこに泊まって視察していますか。
【八重樫副知事】
まず、5月26日から5月27日の出張でありますが、これは県北農業研究所、そして翌日は八幡平市の佐比内トンネル火山砂防堰堤工事、八幡平市の最終処分場を視察をしておりまして、宿泊は八幡平市の森のホテルであります。
6月17日から18日の出張につきましては、釜石市の企業の視察を行いまして、宿泊先は釜石市のフォルクローロ三陸釜石であります。
11月6日~7日の出張は、勘所研修のため久慈の合同庁舎へ出張しておりまして、宿泊が久慈グランドホテルでございます。
11月11日から12日にかけての出張は、107号大石地区の道路災害復旧現場、それと花巻空港を視察しておりまして、宿泊先が西和賀町の大盛館栖峰でございます。
【斉藤委員】
時間言わなかったんだけれど、例えば5月26日の視察は、県北農業研究所で午後2時45分から3時45分、そして八幡平に泊まって、翌日県土整備関係のトンネルとか火山砂防堰堤の工事とか八幡平の最終処分場を視察しております。3時45分に終わったら戻ってきたらいいじゃないですか。泊まる必要はないじゃないですか。
それと6月17・18日の企業視察、3時から4時にエヌエスオカムラ、泊まって、翌日10時から11時に企業視察ですよ。なんでわざわざ泊まってやらなくちゃならないんですか。
広域振興局、久慈で研修をやっているんですけれど、勘所研修です。これ10時から12時の研修に前泊している。10時からの研修だったら朝早く行けばいいだけの話なんですよ。
そして11月11・12日、これは大石地区の道路災害復旧現場を視察してますが、3時から4時半まで、そして西和賀に泊まって、翌日は花巻空港を10時から視察しているんですよ。
これ本当に視察目的が必要だったのか。なんでこんな午後から行って、泊まってやらなくちゃならないのですか。異常さを感じませんか。
【八重樫副知事】
先ほどもご答弁しましたが、県庁での業務を行った上で、訪問先に向かっておるものでございまして、例えば、夕方に業務が終わったというご指摘がございましたが、公用車による移動でございまして、その移動による運転技師あるいは同行者あるいは夜間の運転による安全面の配慮などから、宿泊対応としている場合もございます。
また、前泊で研修を行ったということでございましたが、研修前に広域振興局長と懇談して若手職員の状況等について意見交換する場を持ったものであります。
【斉藤委員】
あのね、私は今4件だけ紹介しましたけれど、ほとんどです。午後から出張して、泊まって、翌日午前に視察して帰ってくると。県庁の職員、幹部職員も含めて、県内の視察は日帰りでしょう。
私は野原企画理事の視察も調査しました。全部日帰りです。東京も日帰りです。沖縄は1泊2日でした。たった11件です。全然違う。
もう一つ異常なことは、特定の幹部職員との出張が多いんじゃないですか。女性の幹部職員との出張が10回、女性幹部職員と2人だけの出張が4回もありました。異常さを感じませんか。
【八重樫副知事】
出張は基本的に事務担当者と所管の課長、企画理事の組み合わせで、調査に行っておりまして、課長級の職員につきましては、業務の状況なども勘案しながら総括課長と担当課長が交代で同行しているものです。
県内を含めた宿泊を伴う出張につきましては、行政経営推進課の総括課長対応が10回、担当課長対応が6回、他課の総括課長による対応が3回となっており、県外出張で見れば行政経営課の総括課長2回、担当課長2回、他課の総括課長が2回となっており、特定個人のみを同行させているものではありません。
【斉藤委員】
そもそも回数が多い中で、女性の幹部職員と10回、幹部職員は総括課長ですよ。そんなに暇なのですか。異常でしょうこれは。その異常な実態は明らかになったと思います。
・医療局管理者新設の提案の経過と企画理事の役割について
【斉藤委員】
次に、医療局管理者新設の提案の経過と企画理事の役割についてお聞きしますが、二つの条例案が撤回となった医療局管理者の新設問題について、医療局管理者新設の検討は、いつからどういうメンバーで検討されたのか。医療局への協議はいつから始まったのか示してください。
【八重樫副知事】
条例提案に至る経緯といたしましては、令和6年11月から総務部長を含む限られた職員により方針検討を行っており、具体的な検討に入ったのは令和7年度当初からであります。
その後、昨年秋頃に医療局において本格的な検討に入り、庁内調整を経て、12月定例会の条例提案に至ったものであります。
県における意思決定は、情報の収集、調査、企画、調整、他県の研究、検討、協議等を繰り返しながら、段階的に形成されていくものであります。
今回の医療局体制の組織の検討についても、こうした段階を経て、課長協議、部長協議、副知事協議、知事協議を行ったものであり、副知事協議の段階で、私は医療職も管理者を担うことができるようにすることは必要と考えるとの意見を申し上げたところでございます。
【斉藤委員】
私は当時の人事課総括課長にも聞きましたけれど、「上の段階で協議してるようだ」と。これは前年度の話です。そして結局本格的な検討は今年度から始まったと。医療局に通知されたのは9月下旬ですよ。そしてドタバタして12月議会に提案をしたと。
企画理事のトップダウンで提案されたのではないかと、こういう指摘がありますけれどもいかがですか。
【八重樫副知事】
県の方針決定につきましては、組織として課題認識を共有しながら検討していくものであり、県立病院の経営状況が悪化する中で、病院事業の経営層を強化することにより、さらなる収支の改善、医師の確保、福祉との連携を図る旨、県として整理した上で議会に説明したところであります。
議員の皆様から条例改正の必要について様々なご指摘をいただいた中で、経営戦略に関するご指摘や、条例改正を伴わない形での体制の見直しに関するご提案などもいただきましたので、それらを踏まえて今後の対応を検討してまいりたいと考えております。
【斉藤委員】
この医療局管理者の提案は極めて不十分で、取り下げざるを得なかったと。そういう結末だったと。
・千葉企画理事に関わるモラハラ・パワハラについて
【斉藤委員】
次に、千葉企画理事に関わるモラハラ・パワハラについてお聞きをいたします。
「担当職員を人前で怒鳴りつけることが度々あり、若手職員は完全に萎縮している」との指摘について、私もそういう実態があると聞いておりますが、把握されていますか。
【八重樫副知事】
私から本人に確認しましたところ、職場におけるハラスメントは、職員の意欲を阻害し、健康状態の悪化など重大な支障をもたらす恐れがあり、いかなる形であってもハラスメントは許されないということを強く認識しており、「ハラスメントの防止等に関する基本方針に示されている、パワーハラスメントになりうる言動例に見られるような行為は、身に覚えのないこと」との回答を受けています。
一方で、「協議を受けた際に、関連施策との連携の視点や関係機関等への手順を踏んだ説明の必要性などについて指摘をした」ということでありまして、「自分としては、施策を進めていく上で基本となることだと思い言ったものであるが、自身が述べた発言により、職員が重圧に感じたのであれば気をつけていきたい」との言葉がございました。
私からは、「職制上、業務に関し職員に意見を述べることはあることではあるが、その受け止め方が世代、個人で異なることを十分に意識した発言に留意する」よう、本人に伝えたところであります。
【斉藤委員】
気に入らないことがあると「お前は出禁だ」と。出入り禁止です。「誰々を出禁にしてやった」と吹聴しているそうです。
「職員を集めさせては夜の宴会をセットさせるため、アルコールハラスメントの訴え」もあります。出張が多い中で「夜の宴会がセットされる」―この声を聞きますが、把握されてますか。
【八重樫副知事】
私から本人に確認いたしましたところ、「新任総括課長研修の終了後などに、受講者と懇親する機会があり、自身が行った研修内容に対する評価や最近の業務の状況、幹部職員として苦慮している点などについて聞き取り、自らの研修内容に反映させている」ということでありました。懇親会の出席は強制されるものではなく、参加しない職員もいるものであります。
また、県内・県外調査の後に、同行職員や広域振興局の職員などと夕食をとりながら懇親する機会があるとのことでありましたが、いずれも職員を集めさせる宴会がセットされるといった強制的なものではないとのことでありました。
【斉藤委員】
強制的だったら大変でしょう。
「自分の飲み会に来る職員を良い職員、職員来ない職員を悪い職員と言ってはばからない」「お気に入りの女性職員を集めて『幸也ガールズ』と称して飲み会を行っている」と。宿泊付きの出張の場合は、ほとんど夜の宴会セットですから、これはもう多くの方々からお聞きをいたしました。
本当にアルコールハラスメントですよ。休みの日にも温泉に泊まって、そこに職員を呼びつけて宴会をやる、こういうことまでやっているという告発もありました。
「年末の御用納めには、企画理事と一部職員で、佐々木副知事室で飲酒・宴会が実施されている」と指摘がありますが、事実ですか。
【八重樫副知事】
御用納めである昨年12月26日の業務終了後、佐々木副知事が企画理事を含む幹部職員等と飲食、軽食を伴った慰労の場を設けたと聞いております。
【斉藤委員】
職員とそういう宴会をして、その職種が副知事まで及んでいると私は心配しているんですよ。そういうことがないように、脇をしっかり締めてやっていただきたい。
・人事権を乱用してきた疑いについて
【斉藤委員】
次に、人事権を乱用してきた疑いについて質問いたします。
千葉企画理事は「俺はあちこちに『草』を放っているから、チクッた奴は承知しない」と言っているそうであります。把握しているでしょうか。
【八重樫副知事】
私から本人に確認いたしましたところ、自らの発言について、「過去の自身の発言全てを記憶しているわけではないが、密告する人を処分するなどといった内容の発言をしたことはない。自身のことについてさまざま言われていることは承知しているが、職員生活が長くなり、職位が高くなってきていることをもって威圧的に受け取られるのであれば、真摯に受け止めたい。自らが関わる業務については、根拠を明らかにし、担当者・課長等の意見を聞いた上で納得できる結論となるよう心がけており、人事管理においても、地方公務員法上、人事評価は公正に行わなければならないとされており、客観的に把握された業績等について、適正に行われているものである」とのことでありました。
【斉藤委員】
「草を放つ」というのは私も初めて聞いたんですけれど、戦国時代に敵陣にスパイを送ることなんですよ。こういうことが言われているんですね。
ある県職員は、1年で人事異動を繰り返し、主任主査から総括課長級に昇進しています。二階級特進のケースも少なくありません。
「お気に入りの職員の増長も著しく、『第二の千葉氏』となりつつある」という指摘もありますよ。
「ある幹部職員の子弟が県庁に入職した。そのときには、新採用時に人事課から指導担当を配置する」という具体的な指摘もありますよ。まさに人事権の乱用ではないですか。
【八重樫副知事】
人事についてでありますが、県での人事配置におきましては、地方公務員法に定める平等取り扱いの原則や成績主義にのっとり、客観的かつ公正に把握した能力、業績等に基づく人事評価と合わせ、職員のこれまでの経験やキャリア、適性、意欲などを踏まえ、組織パフォーマンスの向上や職員個々の育成、能力向上にも十分配慮し、人事配置を行っているものであります。
【斉藤委員】
私の指摘が事実だったら人事権の乱用になりますね。
【八重樫副知事】
告発内容の詳細を確認した上で検討いたします。
・知事によるマネジメントについて
【斉藤委員】
この問題の最後に知事にお聞きをいたします。
今いくつか、私には複数の「公益通報」という告発がされました。その後さまざまな情報も合わせて出されました。「県政を私物化してるんじゃないか」という告発であります。
いくつか私の質問で事実も確認されたことがあったと思いますけれど、私に捜査権あるわけじゃないから、事務方トップですから、これは外部による調査が必要だと思いますけれども、知事いかがですか。
【達増知事】
今般議員から情報が示され、今回の質問を通じ質問内容について把握したところでありますが、そもそもハラスメント等の非違行為はあってはならない行為であり、この場をお借りして県職員に対し、そのような事実があれば身近な上司に相談する、あるいは人事委員会のハラスメント相談窓口や公益通報制度の外部窓口の活用により、守られるべき自らの権利が侵害されないようにしてほしいですし、また、事実を明らかにすることに協力してほしいと、県職員に呼びかけたいと思います。
また、外部の第三者による調査についてでありますが、議員からのご指摘を踏まえ、客観性かつ公正性を担保した上で実態を把握するため、現在、弁護士にどのような調査が適切であるか助言をいただいているところです。
【斉藤委員】
事務方トップですからね。そして今まで怖くてモノが言えなかった。だから私はこの問題を取り上げているので、さまざまな情報、激励が寄せられたところであります。
今が一つの機会ですので、知事の答弁のようにしっかり対応していただきたい。
2.オスプレイの緊急着陸と花巻空港の特定利用空港の指定問題について
【斉藤委員】
残された時間で、オスプレイの緊急着陸と花巻空港の特定利用空港の指定問題についてお聞きいたします。
2月23日にオスプレイがまた花巻空港に緊急着陸をいたしました。その経過と原因、県の対応はどうなっているか。昨年7月24日の緊急着陸への対応、防衛省、米軍の対応を含めて示してください。
【復興防災部長】
今回の花巻空港への米軍のオスプレイの緊急着陸は、2月23日13時10分ごろ、国土交通省東京航空局花巻空港出張所から県花巻空港事務所に対し、事前連絡があり、13時17分頃に着陸したものであります。
東北防衛局からの説明によりますと、その原因は、飛行中に警告灯が点灯したことによるもので、米軍による点検の結果、一部の部品を交換する必要があり、3月3日、花巻空港に整備のための機材が搬入され、3月4日から整備作業が開始をされております。
なお、整備の終了、離陸の見込みについては、現時点で東北防衛局から示されておりません。
今回の緊急着陸を受け県では、2月26日に東北防衛局に対し、取り急ぎ口頭で、整備スケジュール、進捗状況および故障の原因についての情報提供、整備中における安全の確保の徹底、整備後の離陸に際しての安全の確保の徹底などについて米軍に求めるよう要請をしたところであります。
米軍から情報提供等があった場合には、県に対して速やかに説明するよう合わせて求めております。
それから昨年7月26日の着陸の際には、県から文書で要請をしたところでありますが、今のところ東北防衛局を通じ米軍からの情報提供はございません。
【斉藤委員】
昨年のものも、何が原因なのか回答もしないと。そしてまた今年、2月の緊急着陸があったと。去年花巻空港と大館空港に緊急着陸したのは1週間ぐらいの間でしたけれど、同じ機体でした。今回も同じものかどうか分かりますか。
【復興防災部長】
米軍のオスプレイだということについては情報提供を受けておりますが、昨年緊急着陸したオスプレイと同機であるかについては情報提供を受けておりません。
【斉藤委員】
本当に無法な米軍のこういう低空飛行訓練、そしてもう事故が起きかねない緊急着陸が去年も今年も起きていると。私はこういう中で、花巻空港の軍事利用化となる特定利用空港の指定については、私は受けるべきではないとこのように考えますが、検討状況を含めて知事に質問いたします。
【達増知事】
特定利用空港の取り組みは、自衛隊海上保安庁が平素から必要に応じて空港を円滑に利用できるよう、国とインフラ管理者との間で円滑な利用に関する枠組みを設けるものとされており、国とインフラ管理者との間において、連絡調整体制を構築し、円滑な利用に関する具体的な運用のための意見交換を行うものとされております。この制度自体は国が進めるもので、県として反対するものではないと考えております。
一方、空港所在地の花巻市議会令和7年12月定例会において、「自衛隊機の種類によっては訓練による危険が生じる恐れや騒音のおそれがあり、制度自体については反対するものではないが、市としては市民にメリットがないことから、指定に対して賛成できない」との副市長答弁があったことも承知しております。
県といたしましては、こうした地元の懸念に対し、この制度は国が進めようとしているものであることから、改めて国からの説明も含め、今後の対応を検討してまいります。
【斉藤委員】
全国40の空港・港湾が指定されて、実際に自衛隊の軍事演習が行われています。米軍も参加しています。だから軍事空港化なんですね。
もういま本当に存立危機事態だというときにそういうことでいいのかと。改めて知事にお聞きします。
【達増知事】
自衛隊や海上保安庁に関しては、さまざま事前に連絡をいただくわけでありますけれども、先ほど復興防災部長から答弁ありましたように、米軍については、オスプレイの飛行等について事前の情報提供がありませんし、また、何かあったときの詳しい説明もないということで、やはりその点をきちんとをしてほしいということだと思います。