「健康のために1日3食しっかり食べる」は大間違い…医師が警鐘「食事が体に与える計り知れないダメージ」
■食事の意味を問い直すべき時代になっている 「食べる」ということは、「食物を口に入れたら終わり」ではないのです。そこから初めて、さまざまな臓器が働き出して、食物を分解し、栄養を吸収し、不要物や老廃物を排出することになります。「食事」は、食べ物が口に入ってからが本番なのです。 仕事をすれば人間が疲弊するのと同様に、内臓も疲弊するということです。また、食事は生活の節目であったり、好きなものおいしいものを味わう楽しみの側面であったり、思い出につながるようなことなど、精神的な役目もあります。 そういう意味では、人生の幸福を支えるものとも言えるでしょう。人間が食べるということの意味を、現代人は改めて考え直すことが必要になっていると思います。豊かな社会の忘れものの一つではないでしょうか。 その中でも特に、人間が睡眠というまとまった休息を取るように、内臓にもそのような時間を定期的に与えることが必要だということなのです。 ■現代人は1日にどれぐらいのエネルギーが必要か そもそも現代の日本人は、活動するのに1日どのくらいのエネルギーを摂取すればいいのでしょうか。 内臓を動かしたり、体温を維持したりなど生きる上で最低限必要な活動に消費するエネルギー量のことを、「基礎代謝」といいます。これに、それぞれの人の活動に使うエネルギー量を加えたものが、1日に必要とするエネルギーとなります。 日本医師会が発表している基礎代謝の数字を紹介しますと、 15〜17歳の男性が最も高くて1日1610キロカロリー、 18〜29歳の男性で1490キロカロリー、 30〜49歳の男性で1570キロカロリー、 50〜64歳の男性で1510キロカロリーとなっていて、女性はいずれの年代も男性より100〜400キロカロリー少なめになっています。 ですから、日々の活動によるエネルギー消費を入れても、成人が1日に必要とするエネルギー量は現在では、男性1800〜2200キロカロリー前後であると、個人差はあるものの一般的には考えられています。