なぜ侍ジャパンは敗退したのか。米重鎮記者が、2人がその理由を分析した。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「いくつかの国が日本にかなり追いついてきている」と指摘する。今大会で日本を破ったベネズエラについて「打線が本当に素晴らしい。攻撃力という点ではドミニカ共和国、アメリカ、日本と同等のレベルだ」と評価。「ベネズエラが優勝しても驚かない」と語った。
その上で、侍ジャパンの力自体が落ちたわけではないと強調する。「日本はいつも通り本当に素晴らしいチームだった」としながらも、「ただ、他の国々が以前よりこの大会を真剣に捉えるようになり、過去よりも良いロースターを揃えている」と説明。日本が敗退した背景には、世界全体のレベル向上があるとの見方だ。
「これまでも勝ってきた日本が優勝すると期待するものだし、世界最高の選手(大谷翔平)もいるからね」と続け、山本由伸投手(27)については「私の中では最高クラスの投手3人のうちの一人。タリク・スクバルやポール・スキーンズと同じレベルにいる。少し過小評価されている」と昨年のサイ・ヤング賞投手2人と並べて絶賛した。
一方、全米紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「今回の日本は以前ほど強力ではなかった。特に中継ぎが強くなかった」と指摘。ベネズエラ戦前にはスカウトたちからも「ベネズエラが勝つだろう」との声が多く聞かれていたという。
特に投手陣の層を課題に挙げ、「以前のような投手層の厚さがなかった。もし大谷翔平が投げられていたら話は違っていたと思う。彼はリリーフでも投げられるからね」と分析。「5―2でリードしていれば普通は勝たなければならない。山本の後に大谷が投げていたら、試合は終わっていたと思う」と語った。
今大会は全体のレベルが格段に上がったことも顕著だった。「イタリアがアメリカに勝ったように、もう〝絶対的な強豪〟は存在しない。どの国も負ける可能性がある」と指摘した。
メジャーリーガー相次いで参戦し、大会全体のレベルが上がる中、侍ジャパンも強豪国に力負けしない準備と対応が急務だ。












