【巨人】「新しさ」の答えを探し続ける阿部監督 開幕投手の新人起用「当確」には新しさが満ちる
「新しいジャイアンツ」。今年に入り、阿部慎之助監督(46)が掲げたキーワードだった。新しさとは何か-。2月のキャンプ直後でも、「これから見えてくるんではないかな」と、その答えを探し続け、そして待望していた。 【写真】投手練習に参加する巨人竹丸 岡本がメジャー移籍し、レギュラー当確者を誰も明言しないまま、いま開幕を待つ。あまたスター選手が在籍した伝統球団にあって、史上初めてと言っていい「白紙」継続中は、翻ればチャンスでもある。個々がその状況をどう捉え、チームにどう貢献できるのか。その態度、姿勢を、阿部監督は結果以上に見ている。 開幕投手に新人を起用する。思い切った一手だが、指揮官の一貫した姿勢からはブレていない。野手だけではなく、投手も横一線で考えれば、オープン戦のここまでで竹丸が最も安定感を示した。「新人」というくくりが大胆さを強調させるが、今季初の「当確」には新しさが満ちる。 昨季まで2年連続開幕投手を務めた戸郷、経験豊富な田中将、則本、新外国人ら。候補選手との比較に、実績は持ち込まなかった。杉内投手チーフコーチは「(チームが)若く、変わっていくという所で、ルーキーですけど、荷が重いかもしれないですけど、乗り越えてほしい」と願う。 「もっと悩ませてほしい」。そう歓迎していた阿部監督が、考え抜いた末に下した結論。山崎の離脱という歓迎できない窮地での決断が、「新しさ」の答えを示してくれるかもしれない。【阿部健吾】