<解説>25周年迎えた「相棒」今シーズンを振り返る 甲斐享に再登場フラグ? “宿敵の復活”、“ラスボス候補”も再び
第13話「信用できない語手」では、season23の最終回に登場し、「ラスボスでは」という声も上がっていた政財界のフィクサー・浦神鹿(うら・しんろく、毎熊克哉さん)も再び登場した。同話では、浦の残忍な本性と、殺人に手を染めていた事実が判明。新世代のフィクサーは一転し、逃亡犯となった。浦との決着は持ち越しになったものの、視聴者からは「浦まだまだ暗躍しそう」「浦がやはりラスボスになるのかな?」と声が上がった。さらに同話では、4代目相棒で現在は公安調査庁所属の冠城亘が、本人は登場しなかったものの、特命係に協力する展開で話題を呼んだ。
第17話「惡の芽」では、薫が襲撃され、黒幕として、右京のロンドン研修時代の元相棒で宿敵・南井十(伊武雅刀さん)の関与が示唆された。南井はかつて連続殺人に手を染め、右京に追い詰められて逮捕されたものの、その後、警察病院から逃走。逃走先の崖から転落し、死亡したとみられていた。しかしseason22では生存をうかがわせる描写があり、今回もその暗躍がにおわされたことで、“宿敵復活”を予期させるエピソードとなった。
そして最終回「暗闇の鬼」で登場したのは、初代相棒・亀山薫より前に特命係に在籍していた“元相棒”の岩橋虔矢(石黒賢さん)だ。特命係には、薫が配属される以前、右京のもとに6人の部下が送り込まれたものの、いずれも相次いで警視庁を去ったという設定があった。しかし、その6人の詳細はこれまで語られておらず、今回そのうちの一人が初めて登場した。岩橋が、右京に「変わりましたね、杉下さん。雰囲気がずっと穏やかだ」と語りかけ、歴代の相棒たちと過ごす中で右京が少しずつ変化してきたことを印象づける一幕もあった。
ラストは、右京と薫の何げない会話で締めくくられた今シーズン。しかし、浦や南井といった不穏な存在との決着は、なお先送りされたまま。享の出所が近いことも明らかになっており、“歴代相棒集結”も期待してしまう。当然制作されるであろう“節目”のseason25でどのような展開となるのか楽しみだ。