【日本政府、石油備蓄の放出を開始】
日本政府は16日、ホルムズ海峡の事実上封鎖など中東情勢の緊迫化を受け、石油備蓄の放出を開始した。石油備蓄の放出は2022年以来約4年ぶり。国際エネルギー機関(IEA)も、過去最大となる協調放出が近く始まると発表した。
まずは民間備蓄を15日分放出し、その後国家備蓄を1カ月分放出する。放出量の合計は過去最多となる約8000万バレルを見込んでいる。なお、高市首相は今月初旬、国家備蓄や民間備蓄などが計254日分あると説明していた。
石油元売り大手などに義務づけている70日分の備蓄量を55日分に引き下げることで、在庫が市場に出回るようにする。また、急騰するガソリン価格について、まずは170円程度に抑え込むことを目指している。
一方、15日(日本時間16日朝)のニューヨーク原油市場では、国際的な取り引きの指標となるWTIの先物価格が一時1バレル=100ドルを1週間ぶりに上回った。