“痛恨の失投”を帳消しにする吉田正尚の逆転ホームラン「よく一緒にラーメン屋に行った」旧友・若月健矢を救ったWBC男の勝負強さ
もう“WBC男”と呼んでもいいのではないか。 侍ジャパンの4番・吉田正尚は、今回のWBCでも持ち前の勝負強さを見せつけている。 【秘蔵写真】ひな壇で仲良くトークする吉田正尚と若月健矢(2020年)「ぼ、ボール球なのに…」美しすぎるホームラン連続写真、まだ細かった“マッチョマン”正尚さんの高校時代も見る 初戦の台湾戦では、2回表の大谷翔平の満塁弾のあと、たたみかけるようにタイムリーを放ち大量点に繋げた。第2戦の韓国戦では、3回裏にライトスタンドに本塁打。その後5-5と追いつかれるが、7回裏に膠着状態を打ち破る2点タイムリーを放ち、勝利を手繰り寄せた。 そして第3戦は、オーストラリアに0-1と先行される予想外の展開となったが、またも7回裏、ライトスタンドへ逆転の2点本塁打を突き刺し、日本を予選ラウンド1位通過へと導いた。 予選ラウンド4試合の打率は.500、打点は大谷と並びチームトップの6である。 加えて吉田には前回大会の実績がある。
起死回生の同点3ラン
前回は全7試合に出場し、打率.409、本塁打2、三振1、四死球8、そして大会新記録の13打点をたたき出した。特に記憶に刻まれているのは準決勝メキシコ戦だろう。0-3とリードされた重苦しい試合で放った、起死回生の同点3ラン。まさに救世主だった。 「よく一緒に神戸のラーメン屋さんに行っていたのが懐かしいです」 当時、吉田の規格外の活躍を見てそう語っていたのが、その前年までオリックスでチームメイトだった捕手の若月健矢だった。 若月は花咲徳栄高校から2014年に入団し、吉田は青山学院大学を経て2016年にドラフト1位で入団。2歳違いの2人は気が合い、まだ神戸にあった“青濤館”の寮生だった頃は、よく一緒にラーメンを食べにいく仲だった。 「本当にすごいですよね。こんな人と一緒にやってたんだなーって、感慨深いです。正尚さんはもう、雲の上の存在(笑)」と、若月はまるで遠い世界のことのように話していた。 それから3年経った今年、実力と実績を評価された若月はWBCのメンバー入りを果たす。 今大会の出場選手30名の最後の1枠で吉田の名前が発表された際には、「正尚さんじゃないかなとは思っていましたけど、また一緒にユニフォームを着ることができて嬉しいです。正尚さんがいるのは心強いですよね」と表情を緩ませた。 その若月が救われた。
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