2023/12/4

【伊藤穰一×鈴木健】「なめらかな社会」をどうやってつくるか

東京大学 特任研究員
ロシアのウクライナへの侵攻や、米中の衝突、アメリカ社会の分裂――。社会の分断は止まるどころか、加速するばかりだ。
国家や組織、そして個人の間には、「敵」と「味方」に分ける厚い壁が存在する。
そんな壁を取り払って「なめらかな社会」をつくろうと提唱するのが、東京大学特任研究員で、スマートニュース創業者の鈴木健氏だ。
鈴木氏は2000年ごろから、なめらかな社会を実現するためにテクノロジーをどう使えるかをテーマに据え、研究を続けてきた。
そして2013年、300年後の社会システムをデザインする構想を、『なめらかな社会とその敵』という一冊の本にまとめた。
ブロックチェーンやWeb3ムーブメントの登場を予見したとも言われ、今なお多くの人々にインスピレーションを与えている。
現在、鈴木氏は著書で描いた300年後の社会を実現すべく、さまざまな活動に取り組む。はたして鈴木氏が構想する「なめらかな社会」はどう実現し、そこでは何が起きるのだろうか。
これからの社会のあり方を問うべく、NewsPicksでは鈴木氏による各界のトップランナーとの対談連載「なめらか対談」を不定期で掲載していく。
第1回のゲストは、元MITメディアラボ所長であり、今年7月に千葉工業大学の学長に就任した伊藤穰一氏。
Web3からAI、人工生命、資本主義、そして仏教――。広範なトピックを巡って繰り広げられる議論から、これからの社会に思いを馳せてみよう。
INDEX
  • 分断の起源は生命の「膜」と「核」
  • AIが起こすパラダイムシフト
  • 社会を支える宗教観が変わる
  • 資本主義を壊さず拡張する
  • 人工知能ではなく、人工生命を見よ