【高2自殺】「大人の責任は子どもより重い」剣道部のいじめ自殺めぐる裁判 元顧問と学校法人に賠償求める 福岡地裁
福岡県宗像市の高校の剣道部でいじめを受け、5年前に自殺した男子生徒の遺族が、当時の顧問らに賠償を求めている裁判が11日に始まりました。法廷に立った母親は「息子を追い詰めたことに向き合ってほしい」と訴えました。
訴えているのは、東海大学付属福岡高校の剣道部で上級生からわいせつ行為を含むいじめを受け、2021年に17歳で自ら命を絶った侑大さんの遺族です。
侑大さんが自殺に至ったのは、剣道部の顧問だった男性がいじめについて相談を受けた後、学校に報告しなかっただけでなく、侑大さんを無視するなど、適切な指導を怠ったことに原因があるとして、元顧問と学校法人・東海大学に損害賠償を求めています。
福岡地裁で開かれた第1回口頭弁論で、侑大さんの母親は「絶対的な指導者であった元顧問から排除され、侑大は一番大切にしていた剣道人としての尊厳を傷つけられ、居場所を失った」「息子を追い詰めたことに向き合ってほしい」と意見を述べました。
■侑大さんの母親
「1人をターゲットに見せしめにしてやるという体系自体が、部員の上級生が行った侑大に対してのいじめをつくったのではないか。大人の責任は子どもより重いものだと考えています。」
一方、元顧問と学校法人・東海大学は請求の棄却を求めています。