令和8年(2026年) 03/15・日
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案内センターから遠隔サポート 無人化に伴い三重・JR多気駅 新たな券売機導入

2026年02月18日(水) 15:57 7面
松阪地域初の「お客様サポートサービス」が導入されることが決まったJR多気駅=多気町多気で

 来年3月、松阪地域で初

 JR東海は、早朝や夜間など駅員が不在になっている時間に切符の購入や精算などができなかった三重県多気郡多気町多気のJR多気駅(紀勢本線・参宮線)について、これらの課題を解消する「お客様サポートサービス」を導入すると公表した。無人化に伴うものだが、サービス向上が図れるとする。2027(令和9)年3月ごろからの開始を予定し、導入されれば松阪地域では初めてとなる。

 ◉多気駅 1893(明治26)年12月31日に参宮鉄道相可駅として開業。1923(大正12)年に相可口駅と改称し59(昭和34)年に多気駅となった。利用者は1日平均約1040人で窓口(営業時間=午前7時10分〜午後9時半)では2人の駅員が対応。1日の列車本数は臨時列車を除き、紀勢本線が上り40本、下り14本の計54本、参宮線は35本が運行。

 人の補助必要な場合、伊勢市駅員が対応
 VISONへの来訪増、見込む

 同社によると今回のサービスは、将来的な労働力や人口の減少を見据え、サービスの維持向上などを目的に2013(平成25)年に愛知県の路線を皮切りに拡大。現在の多気駅には券売機は設置されていないが、案内センターをカメラとスピーカーでつなぎ、オペレーターのサポートを受けながら精算できる機能を備えた「サポート付き近距離券売機」と、新幹線の切符や通学定期券などの購入ができる「サポート付き指定席券売機」(近距離券の購入も可能)の2台が設置される。
 これに伴い始発から終電まで切符の購入や、ICチャージ、乗り越し精算が可能となる。一方、無人駅となることから、現地での案内が必要な場合や、エスカレーターやエレベーターがない同駅で身体が不自由な利用客に補助が必要な場合などには約15キロ離れた、伊勢市の伊勢市駅から駅員が駆け付けて対応する。 
 同サービスはこれまで東海道線や中央線など5路線46駅に導入済み。今回、松阪地域では初めての多気駅を含む同社4路線11駅で導入する。
 今回の導入は、多気郡多気町ヴィソンの観光リゾート施設「VISON」の開業を受け、今後来訪者の増加が見込まれることなどを念頭に計画したという。
 多気駅を通学で利用している多気町相可台の宇治山田高校(伊勢市)2年の上田大雅君は「サービスが維持されることが前提ですが、切符が購入できる時間が延びることはいいと思う。でも、駅員とのコミュニケーションが減るのは少し寂しい」、東京都からヴィソンに観光に訪れた無職の女性(27)は「ICカードの不具合で窓口を利用しましたが駅員さんがいて助かりました。観光客としては何かあったときに常駐の駅員がいてくれると安心です」とそれぞれの思いを話した。
 問い合わせは同社のサービス相談室TEL050(3772)3910へ。

サポート付き券売機(JR東海提供)



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