卒業祝いの給食の赤飯2100食廃棄 「震災の日」保護者指摘 いわき市の中学校

2026/03/15 07:30

 福島県いわき市の市立中学校5校で卒業祝いとして給食に用意された約2100食分の赤飯が廃棄されていたことが14日、市教委への取材で分かった。提供する予定だった日は11日で、東日本大震災の発生日と重なっていたため、保護者から問い合わせがあり、提供を取りやめたという。5校の生徒には代わりに、備蓄品の缶詰のパンやアルファ米を提供した。

 市教委によると、赤飯を調理したのは市内に7カ所ある学校給食共同調理場のうち1カ所。11日午前に保護者から学校に「震災の日に赤飯を提供していいのか」と問い合わせがあったという。学校から報告を受けた市教委は、各校の防災備蓄倉庫で保管している備蓄品で代替できると判断。赤飯の提供を中止した。ほかの6カ所の調理場では卒業祝いの給食が赤飯以外の献立だったため、予定通り提供した。

 献立は栄養士らによって調理場ごとに決められ、前の月に各校を通して各家庭に知らせている。市教委は学校から報告を受けるまで、赤飯が献立に含まれていることを知らなかったという。

 教育部長は「献立にも複数の目が関わるようにチェック体制を見直していきたい」と話した。

 内田広之市長は「今後は私を含め市長部局にもあらかじめ相談し、判断するよう市教委に指示した。市長部局と市教委との相談体制がさらに密接になるように配慮していく」とコメントした。

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