Merkava Mk.1

Last-modified: 2026-03-12 (木) 00:09:39

Merkava Mk.1 Hunger I.webp

Update 2.53 “Line of Contact”にて追加された。
メルカバシリーズの起源となった車両、Siman(シマン)1 とあるが記述形式が違うだけでヘブライ語で「Mk」を意味している。

必要研究値(RP)160,000
車両購入費(SL)450,000
乗員訓練費(SL)130,000
エキスパート化(SL)450,000
エース化(GE)2,100
エース化無料(RP)950,000
バックアップ(GE)55
護符(GE)2,600
項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング9.3 / 9.3 / 9.3
RP倍率2.14
SL倍率1.5 / 1.9 / 2.3
最大修理費(SL)4,128⇒6,006 / 4,077⇒5,932 / 5,307⇒7,722
項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)38.1⇒75.3 / 23.8⇒40.0
俯角/仰角(°)-8° / 20°
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
8.7 → 6.7
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
90 / 50 / 30
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
65 / 65 / 65
重量(t)63.0
エンジン出力(hp)1,717 / 900
2,400rpm
最高速度(km/h)60 / 54
最高後退速度(km/h)12.6 / 11.3
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)103
乗員数(人)4
倍率暗視装置種類世代備考
IR投光器----
車長4.0x-20.0x赤外線(800x600)ハンターキラー・オーバーライド
砲手気絶後、即座に射撃可
砲手7.2x-8.0x赤外線第一(500x300)-
操縦手1.0x赤外線(800x600)-
名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲105 mm Sharir cannon15435, 110, 120
機銃12.7mm M2HB machine gun (coaxial)11,000-
機銃7.62 mm FN MAG 60-40 machine gun (coaxial)16,000-
7.62 mm FN MAG 60-40 machine gun13,600-

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
105 mm
Shairir
M111APFSDS4.2-1,455337335330322314306
M152HEATFS10.51.271,174400
M156HESH11.43.17731127
M416Smoke11.60.05732-
 
武装名ベルト名内訳初速
(m/s)
最大貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
12.7 mm
M2HB
既定API-T/I/
AP/API-T
8943129211496
 
武装名ベルト名内訳初速
(m/s)
最大貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.62 mm
FN MAG
60-40
既定AP/AP/T83513127320
 

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Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯7,10011,000350
修理キット2,100
砲塔駆動機構7,100
105mm usa HESH
IIサスペンション8,00013,000400
ブレーキシステム
消火器2,400
砲火調整8,000
IIIフィルター7,10011,000350
救急セット
昇降機構
105mm us M416 Smoke
発煙弾発射機
IV変速機7,70012,000380
エンジン
ESS(エンジン発煙システム)
砲撃支援
M111(APFSDS)
レーザー測距
クリックで表示
規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明
 
 

--加筆求む--

 

【火力】
--加筆求む--

 

【防御】
--加筆求む--

 

【機動性】
--加筆求む--

 

Merkava Mk.1(Siman 1)はイスラエルが国産開発した初の戦車である。
Merkava(メルカバ)とはヘブライ語で騎馬戦車を意味し、旧約聖書に登場する「神の戦車」または「聖なる神の玉座」を意味するメルカバー(Merkabah)に由来している。
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(Merkava Mk.1)

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実はメルカバの開発が始まったのは第四次中東戦争の4年前であり、時期的にはMagach 6を米国から購入する前にはすでに開発が始まっている。
第一次、第二次と中東戦争が激化する中で、イスラエルと敵対関係にあった周辺のアラブ国家の機甲戦力は、当時ソ連製の新型MBTであったT-54/55シリーズなどにて増強され続けていた。
さらに追い打ちをかけるように1964年から65年にかけてアラブ諸国が125mm砲搭載のT-62を入手したことでイスラエル国防軍は特に機甲戦力における火力面で見れば劣勢と言える状況であった。
その最中イギリスはすでに旧式化しつつあったセンチュリオンの後継としてチーフテンを開発中であり、これをイスラエルも開発資金を援助するという条件付きで開発に参加する軍事協定が1966年にイギリス側から持ちかける形で締結された。イスラエル国内でのライセンス生産も許可され、イスラエルの次期主力戦車はチーフテンとなる予定であった。

しかし翌年1967年に六日間戦争とまで言われた第三次中東戦争にてイスラエルはその名の通り6日間で電撃的勝利を収めた結果、周辺アラブ諸国のイスラエルへに対する警戒心は最高潮となり、協力体制にあったイギリスに対してアラブ諸国から高度な政治的圧力がかかり始めると、イギリスは中東戦略の見直しを迫られた。
結果として2つのプロトタイプチーフテンがイスラエルに納入されたが、締結から3年後の1969年にイギリス側からイスラエルとのチーフテン共同開発軍事協定を一方的に破棄し、イギリスは米国にもイスラエルへの戦車売却や供与をしないよう圧力をかけ始めた。


(プロトタイプ「チーフテン・デュール」)

チーフテン納入の目処が絶たれ、今後アメリカからも戦車を売ってもらえなくなる可能性が高まったことを悟ったイスラエルは1970年8月に国産の新型戦車開発を決定した。
これが後のMerkava Mk.1となる。
メルカバといえば、現代のMBTとしては非常に珍しい後部砲塔型の戦車であるが、これはイスラエル陸軍機甲部隊の父として知られる、当時第7機甲旅団長であったタル少将が開発を指揮し、第三次中東戦争における戦闘経験から「現状の戦車の機動力では、機動力を以て防御力の代替とすることは不可能である。」と結論付けられたことから、開発段階の最初から機動性を犠牲にしてでも防御力を最重視した開発が行われたために、1971年のモックアップ完成時から既にパワーパックを前部にする設計となっていた。


(Merkava Mk.1モックアップ)


(メルカバが生産されているタース工業団地を視察するメナヘム・ベギン首相(左)とタル将軍(右))

その後1973年には危惧されていた第四次中東戦争が勃発し、この戦争において敵対するアラブ諸国軍のRPG-7やマリュートカATGMをはじめとするHEAT弾頭の対戦車火器が猛威を振るった。
なんとか停戦に持ち込んだもののMagach 6などを含む当時主力の機甲戦力だけで戦車600両と戦車兵1500名もの損失を出したことから、開発中のメルカバは車両の防御力のみならず被弾時の搭乗員の生存性を最重視した構造となっていった。
またこの戦争を機に世界的に対中東戦略を見直す流れが広まると危惧していた通りに米国からの戦車の購入は徐々にできなくなっていった。
イスラエルが運用する米国ベースの戦車がM60A3を最後に止まっているのはこの為である。

結局Merkava Mk.1は1977年には存在が公表され、開発開始から9年後の1979年にイスラエル陸軍へ最初の40両の引き渡しが開始、1982年のレバノン侵攻であるガラリヤの平和作戦にて実戦に初投入された。

新規開発とはなったが、実はメルカバの多くの部位はセンチュリオンの設計を上手く踏襲しており、特に足回りはセンチュリオンが採用していたホルストマン式サスペンションに転輪配置も片側6個に上部支持輪が5個とセンチュリオンと非常に似通っている。
このホルストマン式サスペンションは当時すでにトレンドではなくなっており、他国のMBTはより緩衝性能に優れたトーションバー方式を多く採用していたが、トーションバー式よりも車内スペースを広く取ることができ、寿命が長く、故障時の修理もより簡易で行えるというメリットに目を付けあえてホルストマン式を採用している。

当時世界でも最重量級の車重60tに対してエンジンと変速機はM48/M60と同系統であるテレダイン社、GM社製の改良型であり、非力さは否めなかったが既存の車両とパーツの互換性が多くあったために整備上のメリットとしては非常に大きかった。
またエンジンを車体前方に配置したことで砲塔直下は戦車としては非常に広い空間となっており、車体部後部には主力戦車としては異例の後部ハッチを備えて被弾時の脱出を容易にしている他、弾薬や物資の補給、更に歩兵の盾となりながらいざとなれば負傷人員に戦車ごと覆いかぶさり後部ハッチから人員救助を行い車内であっても最低限の治療処置であれば可能な広さとなっている。また継戦能力確保のため240Lに及ぶ飲料水タンクも備わっている。
搭載弾薬数を減らせば搭乗員の4名に完全武装の兵士10名を搭乗させることが可能であるとされ、他国のAPCに迫る乗員数からその異例の広さがうかがえる。主力戦車級の装甲でありながら小型APCと同等の輸送能力を付与できる点は世界でも唯一の特性と言える。

(Mk.1の後部ハッチ内部)

またMk.1から最新のMk.4に至るまで自動装填装置を装備せず、搭乗員を4人としているがこれも「戦車兵が最も負傷しやすいのは戦車の外にいる場合である」という自国での統計を元に、修理や補給などで乗員が車外へ露出する時間を最小限にする目的がある。

FCSにはEl-Op社のレーザー距離計と米国製のM13A1デジタル弾道計算機によって構成されるマタドールMk.1 FCSを装備し、NV機能を備えた x1-x8 (資料によっては最大x12)倍の照準器が搭載された。
主砲はL7の改良型であるM68にVidco社製のサーマルシュラウドを装着したものをイスラエルのIMIが国産化して製造、キャデラック・ゲージ式安定化装置を備えた当時世界標準とも言える105mmライフル砲を装備、FCSにより行進間射撃も可能となっている。

チーフテンが120mm砲を装備していたことからメルカバも120mm砲搭載が検討されたが、センチュリオンのL7の運用経験から「現状ではこれ以上の威力の戦車砲は不要である」と絶賛を交えた結論により120mm砲搭載はMk.3まで見送られる事となる。

IMIはレバノン侵攻前の1978年には本家イギリスに先駆けて105mmライフル砲で発射可能なAPFSDSであるM111を開発している。これは当時イギリスのL7でL28 APDS弾での距離1000mにおける貫徹力がRHA換算240mmだったのに対してM111は距離2000mでも342mmの貫徹を記録する当時としては驚異的な貫徹力を誇る砲弾であった。
この砲弾は後のレバノン侵攻において当時最新鋭のMBTであったシリア軍のT-72を遠距離から多数撃破したことでメルカバとともに一躍有名となり、西ドイツのディール社がライセンス生産することで後に「DM23 105mm APFSDS」と名前を変えて各国で使用されることとなり、現代まで続くイスラエルのAPFSDS弾開発の先駆け的なベストセラー砲弾となった。

(M111 APFSDS)

1980年に勃発したイラン・イラク戦争中のデズフールの戦いにおいてイラク軍のT-72が同様に当時最新鋭だった3BM15 APFSDSを用いてイラン軍の装備するチーフテンの重装甲を正面から容易に貫徹し撃破したという、強制的に契約を破棄された車両が簡単に破壊されるという皮肉な経緯があったためにこのメルカバとM111の活躍は当時イスラエル国内においてはかなりセンセーショナルに報道がなされたとされている。

(レバノン侵攻時のMerkava Mk.1)

英国から持ちかけられた主力戦車共同開発計画を一方的に破棄された、しかも頼りの米国にまで圧力をかけられて兵器購入が出来なくなった。など突然ハシゴを外された経験から「諸外国からの政治的影響による戦力の不足は避けるべきである」という教訓を得たイスラエルは、メルカバに用いる部品・技術を国外に依存しないよう開発段階から使用部品の国産化が強力に推進された。
既にMk.1完成の時点でエンジン・変速機・圧延装甲・一部照準器パーツなどを除き戦車全体の約70%にのぼる部品で自国供給を可能としていた。この数値は戦車生産のノウハウを持たない国が初めて自国開発した戦車としては驚異的なもので、現在のMk.4シリーズもイスラエル国防産業にかかわる企業(IMIシステムズ・Elbitシステムズ・Soltamシステムズ等)が分担して部品供給を行っている。

Merkava Mk.1を含むメルカバシリーズの総生産数などは機密により公表されていないが、1982年のレバノン侵攻において180~200両のMk.1が投入されたとしており、侵攻翌年の1983年12月にはMerkava Mk.2の納入が開始され、Mk.1はの生産が停止していることからMk.1の総生産数は300両には満たなかったとされる説が有力である。
Mk.1は後に生産されたほぼ全てがMerkava Mk.1Bへ改良されMerkava Mk.3が配備され始める1990年代後半には徐々に姿を消し、2010年代には現存するほとんどすべてのMk.1及びMk.2が予備役にて運用され前線から退いていると記録されている。

--加筆求む--

 

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*1 爆薬量はTNT換算