「内定なしのまま卒業で絶望」早稲田落ち明治→うつ病を乗り越えた彼が語る“挫折の効能”
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか? また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。 【クリックして成績の画像を見る】1浪で明治大学政治経済学部に入学した山田さん(仮名)。高校2年時の進研模試の結果
著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。 ■1浪で明治大学→内定なしで卒業も今は大手に勤務 今回は、1浪で明治大学政治経済学部に合格した山田さん(仮名)にお話を伺いました。 浪人して早稲田大学を目指した山田さんは、明治大学に進学します。 第1志望校に合格できなかったものの、浪人の日々を経て多くのことを得ていました。浪人して彼が得たものとは何だったのか。お話を伺います。
山田さんは福島県に、自営業の父と主婦の母のもと生まれ育ちました。 習い事は特にしていなかったものの、成績は良かったと当時を振り返ります。 「小さい頃から図鑑を買い与えられていたので、読んで知識を深めていました。勉強も小さい頃からそこそこ頑張ってきて、算数が苦手だったものの、社会科が特に得意でした。知識がある方だったので、やたら友達に教えたがるタイプでしたね」 公立の小学校では、社会科が平均60点くらいのところを80点、算数は50点くらいだったようです。理数系は比較的苦手だったものの、文系科目の成績は良かったため、「調子に乗っていた」と当時を反省します。
公立中学校に進んでからは、小学校の頃より調子に乗らなくなったそうですが、成績も少し落ちたと語ります。 「最初の中間テストでは学年55人中27位でした。平均くらいの順位でしたが、親から『成績が悪いね』と言われて、中1から個別指導の塾に通うようになりました。それから成績が伸びるようになって、中3くらいになってからは学年で10位台に上がりました」 学年が上がっていく中で少しずつ成績が上がっていった山田さん。その勢いのままに高校受験では地元の公立進学校である福島県立郡山高等学校を志望して、見事合格します。