昨年5月投票の自治会役員選を巡り浮上した、文学部自治会委員長立候補者による推薦人名簿の水増し疑惑。候補者自身に表計算ソフト「エクセル」で推薦人の氏名を入力させ「推薦署名」として扱うなど、不正を防げない選管委の不備が露呈した。(小林)

〈独自〉自治会前委員長、選挙で不正か 立命館大学文学部 推薦人名簿水増し昨年5月投票の自治会役員選で文学部自治会委員長に選出された男子学生が、同意を得ていない学生を推薦人とした名簿を学部選挙管理委員会に提出し...

「十分な人数の推薦が集まっているか、推薦人名簿を見て、確認しましょう」

マニュアルによると学部選管が確認するのは、推薦人の人数と推薦人が他の役員に立候補していないかだけ。同意の有無は確認できず、選管委は不正の可能性を見抜けなかった。

推薦人名簿のエクセルファイル

中央選管委員長は、疑惑浮上後の昨年8月に作成した前半期総括で「公正公平な選挙運営を実現する」という目標の達成度を5段階中の5と評価した。

「選挙管理委員会として、公正な立場で選挙を運営することは当たり前のことです。落選だった人を当選にするのはあってはならないこと。選管いなくてもいいってなっちゃいますから」

◇ ◇ ◇

男子学生が罷免されたのは12月。複数回にわたる自治会の働きかけに男子学生は一切返答せず、自ら辞意を示さなかった。

規約では、辞任した場合は1カ月以内に実施する再選挙で後任者を決める必要があるが、残り任期半年未満の場合、次の定期選挙までを代行の者が務められる。

結果的に、再選挙が不要になるまで体制が維持されたことになる。

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