北照、初戦は専大松戸 「狙っていた」選手宣誓引き当てる 高校野球
19日に開幕する第98回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内であった。13年ぶり6回目出場の北照は、大会第3日の第3試合(21日午後2時、開始予定)で専大松戸(千葉)との対戦が決まった。 【写真】第98回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会で、開会式の選手宣誓を引き当てた北照・手代森煌斗主将=2026年3月6日午前9時50分、大阪市北区、大山貴世撮影 学校がある北海道小樽市は今も雪が降る。学年末試験を終え、抽選会などのために大阪入りした手代森煌斗(てしろもりきらと)主将は「試合まで少しでも長く土の上で練習して備えたい」と話す。 対戦相手の専大松戸は昨秋の関東大会で強豪・横浜を破って4強に進出した。「良いところで打って、走って、点につなげたい」と手代森主将。冬季は課題の機動力を磨き直すため、屋内練習場などでの練習時間の半分近くを走り込みに充てたという。 春の甲子園は初采配となる上林弘樹監督は「しっかり準備をして臨む」と気を引き締めた。チームは中部地方での練習試合に備えて、まず静岡入りした。「大会までの練習試合で各選手の調子を見極めたい」と上林監督。 32校の主将による選手宣誓を決めるくじ引きもあり、手代森主将に決まった。 手代森主将は5日に開催された出場校主将らによる意見交換会で唯一、選手宣誓を「一生に一度あるかないかの機会だと思うので、やってみたい」と希望していたこともあり、決まると会場がどよめいた。手代森主将は当たりくじを手に、「狙っていたのでうれしい」とはにかんだ。 選手宣誓では野球部に携わる多くの関係者への感謝を伝えるとし、「最初に良い言葉を言って、良い入り方ができるようにしたい」と話した。 北照の主将が選抜で選手宣誓を務めるのは、2010年の第82回大会以来。その際の言葉なども参考にしてチームメートらと宣誓を考えるという。(朽木誠一郎) ■北照、走る野球でかき回せるか 北照(北海道 13年ぶり6回目) 2013年春に8強入りして以来、選抜大会は13年ぶり。18、19年には夏の甲子園に連続出場した。 技巧派エースの右腕・島田爽介は昨秋の全8試合に登板し5完投で防御率1.52。北海道大会の準決勝と決勝は完封した。最速149キロの中谷嘉希との継投策もある。打線は打率4割3分8厘の森寅能(とらよし)、3割6分7厘の長谷川世和(せな)らが引っ張る。 昨秋は犠打28、失策5。1試合に1失策を超えたことはない。走者を確実に進めて守り勝つ。しかし、明治神宮大会では英明(香川)を相手に12安打を放ったが、1得点にとどまり敗退。機動力が課題になった。冬に雪のない地域で合宿し、磨き直した走る野球で甲子園をかき回したい。(朽木誠一郎) ◇ 北照・手代森煌斗主将 相手はまとまりと実力のあるチームだが、団結力なら自分たちも負けていない。一人ひとりの個性を出して勝ちたい。冬に集中的に取り組んだ走塁練習の成果を、大舞台で見せる。 ■専大松戸、2投手と堅守で流れつくる 専大松戸(千葉・3年ぶり3回目) 春夏通じて6回目の出場となる。8強入りした2023年春を超える成績をめざす。 昨秋の千葉県大会を制し、関東大会の準々決勝では昨年の選抜王者の横浜(神奈川)と対戦。昨春の関東大会に続いて強豪を破り、4強入りした。 「守備から流れをつくる野球」が持ち味のチーム。制球力が光る右腕・門倉昂大(こうた)と横浜戦で完投の左腕・小林冠太を軸に、内野陣を中心とした要所を締める堅い守備で流れをつかむ。 チーム打率は昨秋の11試合で3割9分。打率4割8分超えの先頭打者・石崎翔斗から4番を打つ吉岡伸太朗らへ続く力強い打線に、26盗塁・24犠打の足と緻密(ちみつ)さを絡めて勝利をめざす。(武田百花) ◇ 専大松戸・高貝規仁主将 相手がどこであれ一試合ずつ勝ちにいくことは変わらない。守備から流れを作り、得点につなげることが理想。目標は3年前の8強を超えることだが、まずは目の前の試合に集中したい。
朝日新聞社