仁禮彩香の今
私の心が動かなくなってから約5年もの月日が流れました。
この期間私のこれまでの人生について深く振り返ることができたので、今日はそれについてお話しさせていただきます。
私は株式会社TimeLeapを閉じ、教育事業から撤退することにしました。肩書きや世間体に囚われたマウントおばさんになってしまったと感じたからです。
2020年に開講した起業家教育プログラム"TimeLeap Academy"では、社会の最先端で活躍するメンター陣、優秀な運営メンバー、そして我々のポリシーに共感してくださった沢山の方の支援を受けて、凄まじい才能を持つアカデミー生たちと出会い学び合う夢のような8ヶ月間を過ごすことができました。
一方で私はその頃、社会からみた自分と本当の私に大きな乖離があると感じていました。
私が中学生の時に起業をしたのは起業家になりたかったからではなく、学校生活の中で私の喜びである問題解決や価値創出の機会があまりに少ないと感じていたからです。もういっそ自分で課題を解決する会社をつくって社会の中で働いてしまえ!と1社目の会社をつくりました。部活をつくるような気持ちで起業してしまったので私にはビジネスを成立させるための知識や技術が不足していました。周りに相談できる人は沢山いたはずなのにプライドや虚栄心が邪魔をして聞きたいことを素直に聞けませんでした。
そうこうしているうちに起業家ブームの波がきて、2020年8月に「中2で起業、高1で母校買収した慶応生の正体」という東洋経済オンラインさんの書いてくださった記事がsnsでバズりました。
実はこの頃にはこのまま教育分野で起業家として生きていくべきか悩んでいました。でもここまで積み上げてきた自身のキャッチーなライフストーリーに縋ってしまい、纏っていた重たい鎧を脱ぐことができないまま波に飲まれてしまいました。
当時は自己嫌悪に陥るあまりに、自分の周りで煌びやかな肩書きを持つ起業家たちの言葉一つ一つがまるで私に向かってマウンティングしているかのように聞こえました。もっと1:1のコミュニケーションを大切にすればよかったな。我慢で溜め込むのが正義だと思っていたけどそれは間違いだったと気づきました。
これまでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
たくさんの時間やリソース、心を砕いてくださいましたのに申し訳ございません。
仁禮彩香


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