イランの首都テヘラン中心部の大通りに面したビルに掲げられた、初代最高指導者ホメイニ師に見守られながら第2代最高指導者の父アリ・ハメネイ師から国旗を受け取るモジタバ・ハメネイ師を描いた巨大壁画。2026年3月10日撮影(Majid Saeedi/Getty Images) イラン政府は今週、第3代最高指導者に選出されたモジタバ・ハメネイ師が負傷していることを認めた。米国とイスラエルの当局者がこれに先立ち、軍事作戦を開始した2月28日の空爆でモジタバ師が負傷したと主張していた。モジタバ師の父で第2代最高指導者だったアリ・ハメネイ師はこの空爆で死亡。3月8日、後継にモジタバ師が選出された。 この発表が重要な理由は、モジタバ師の健康状態そのものよりも、その権威の程が明らかになった点にある。イスラム革命防衛隊(IRGC)が戦時の非常事態下で担ぎ上げた負傷中の指導者は、イラン憲法に則った手続きを経て選