【嵐ラストツアー・宿泊事情】1泊10万円も…なぜ?札幌ばかりホテル不足、総客室数は名古屋より多いのに周辺「受け皿」に差、空き室あっても売り止めの意外なリアル
名古屋は、愛知も含め3県で9万室近くの巨大な「受け皿」があり、電車で容易に移動できる。 しかし札幌は、小樽や千歳など、周辺の宿泊施設を合わせても、受け皿はわずか8000室程度なのだ。 そして移動も… 航空・旅行アナリスト鳥海高太朗さん 「当然、雪のリスクや、路面が凍ってしまうので、レンタカーを使ってホテルまで移動するというのはなかなか難しい」 およそ130キロ離れた旭川まで行けば、あわせて5100室はあるものの移動には特急で1時間半近くかかる。 今回は、JRが深夜に臨時特急を出す異例の対応を取っているが、それでも気軽な「周辺への分散」とは言い難い距離だ。 ■ホテルにふさわしい土地がマンションに… さらに、札幌特有の「事情」が拍車をかけているという。 帝国データバンク札幌支店 渡辺雄大部長 「昨年の1月から12月までで平均を取ると約8割の稼働率。ほぼ満室の状況です」 札幌は、雪まつりやスポーツイベントなど、1年を通じてメガイベントが開催される全国屈指のイベント都市。 客室稼働率が全国平均で60%程度とされる中、札幌の80%という数字は異常な高さ。 これほど需要があるのに、なぜ新しいホテルを建てないのか? 帝国データバンク札幌支店 渡辺雄大部長 「本来ならば、ホテルにふさわしい場所が、すべてマンションに切り替わっていった。札幌駅北口とか、中心部にタワーマンションが建っているように、マンションが優先されていたので用地がない」 札幌市中央区では、この10年間で6500戸近くもマンションが新たに供給されている。 投資の回収に10年かかるホテルよりも、1〜2年で利益が確定するマンションが、今は優先されているという。 帝国データバンク札幌支店 渡辺雄大部長 「今、建設中のホテルは、高級ホテル。1泊5万〜10万円などに、ホテルがシフトしているので、ライブで1泊2日で来て、1万円くらいのホテルかというと決してそうではない」 「用地不足」と「地理的孤立」。
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