中京大中京・荻田翔惺外野手、指導受けた荒木雅博さんから「ホームラン2本打ってこい」【高校野球・センバツ直前連載(1)】
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◇センバツ高校野球連載「春に咲く」(1) 第98回センバツ高校野球大会が19日に甲子園球場で開幕する。6日に組み合わせが決まり、いよいよ本番モード。直前連載「春に咲く」では注目選手を全4回にわたって紹介する。名門の中京大中京(愛知)を主将、4番としてけん引するのが荻田翔惺外野手(3年)。春夏合わせて全国最多を更新する12度目の甲子園制覇へ、誓いを立てた。 ◆第98回 センバツ高校野球組み合わせ【トーナメント】 チームの大黒柱になって、荻田が3季ぶりに甲子園のグラウンドに立つ。前回甲子園に出場した2024年夏は、1年生で唯一のベンチ入り。「自分はベンチから見ていただけ。やっぱり打席に入ってみたい気持ちはあった。今はワクワクしている」。今度は憧れの舞台でプレーすることへの楽しみが大きい。 昨秋からは不動の4番として、打線を引っ張る。公式戦15試合でチーム最多の14打点。5年ぶりの明治神宮大会とセンバツ出場にバットで貢献した。 秋を迎える前は打撃不振に陥っていた。1年秋から先発出場の機会を増やすと、打線では中軸を担うことが多くなった。ただ、2年春から夏にかけては成績が奮わず、スタメンを外れることも。 転機になったのが、昨年12月まで臨時コーチを務めていた元中日の荒木雅博さんのマンツーマン指導だ。苦戦していた打席でのタイミングの取り方は、スポンジボールを使った打撃練習で克服。助言をもとに夏休み中は毎朝、自主練習に励んだ。その成果が秋に発揮された。 1月に中日球団本部長補佐に就任し、チームを離れた荒木さんからは宿題をもらった。「ホームラン2本打ってこい」。荻田は「それくらい『いったる』という気持ちで甲子園に臨みたい」と笑う。昨秋の84キロから93キロへ体重を増やしてパワーアップ。宿題に回答する準備はしてきた。 昨春のセンバツ決勝には、中学時代の東海中央ボーイズでチームメートだった3人が横浜(神奈川)と智弁和歌山でそれぞれ出場。今春も出場する横浜で主将になった小野舜友内野手(3年)は開会式で優勝旗を返還する。「その優勝旗を今年は僕たちがもらう」。昭和にさかのぼる1966年以来、60年ぶりの春の日本一へ。自らのバットで導く。 ▼荻田翔惺(おぎた・しょうせい) 2008年8月19日生まれ、三重県度会町出身の17歳。180センチ、93キロ。右投げ右打ち。度会小1年時に度会ビーストで野球を始め、6年時には中日ドラゴンズジュニアに選出。度会中時代は愛知・東海中央ボーイズで全国制覇。中京大中京高では1年夏の甲子園に背番号17でベンチ入り。2年秋の愛知県大会と東海大会で優勝し、明治神宮大会出場。高校通算10本塁打。
中日スポーツ