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女性が愚痴る「家事ができない夫」の正体
最近Xでよく流れてくる。 「家事ができないダメな夫」をテーマにした漫画や投稿。
・皿をちゃんと洗えない ・洗濯物を畳まない ・ゴミ出しの曜日を覚えない
そして最後はだいたいこうなる。
「なんでこんなこともできないの?」
でも、これを見ていていつも思う。 それ、本当に夫の能力の問題なのか?
むしろ多くの場合、問題は家庭内のマネジメントにある。
多くの家庭では、家事の主導権は妻が握っている。別に頼んだわけでは無いが、「私がボスよ」と無言の主張をする。 献立を決めるのも、掃除のやり方を決めるのも、洗濯のルールを決めるのも妻。
つまり構造的にはこうだ。
妻=家庭の運営責任者 夫=途中参加の新人
ここで会社を想像してほしい。
新人が入ってきた。 その新人に対して
・業務手順の説明なし ・マニュアルなし ・優先順位の共有なし
なのに結果だけは求める。
そして新人がミスしたら
「なんでこんなこともできないの?」
これ、普通に考えて上司が無能なだけである。
家庭でも同じことが起きている。
例えば
・食器の洗い方に細かいルールがある ・洗濯物の干し方にこだわりがある ・掃除の順番が決まっている
でもそれは共有されていない。 なのに「普通はこうするでしょ?」と言われる。
仕事の世界では、これは典型的なダメ組織だ。
「教えなくても察しろ」
この文化はだいたい組織を壊す。

さらに重要な特徴がもう一つある。

それは本来、家事はそこまで高いクオリティを求められる労働ではないということだ。
仕事なら顧客や上司がいる。 成果物の基準がある。
でも家事は違う。
・皿は洗えていればいい ・洗濯は乾けばいい ・掃除は最低限できていればいい
このレベルでも生活は普通に回る。
ところが家庭によっては、ここに独自の高い基準が設定される。
・タオルの畳み方 ・洗剤の種類 ・スポンジの使い分け ・掃除の順番
もちろん、こだわること自体は悪くない。
問題は、それを全員の共通ルールだと思い込むことだ。
夫は「普通にやったつもり」 妻は「全然できてない」
このズレが生まれる。
そして関係はこうなる。
妻「なんでできないの?」 夫「やっても文句言われるならやらない」
結果、家事はさらに妻に集中する。
いつまでたっても仕事を部下にふれず、パンクしてる上司と同じ構図だ。
家庭は会社ではない。 でも共同生活である以上、小さな組織ではある。
組織が回らないとき、原因は個人の能力だけとは限らない。
そして、ここが一番重要なポイントだ。
「家事ができない夫」がいる家庭は多い。 でも同じくらい、妻が「マネジメントができない家庭」も多い。
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