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ナフサ=粗製ガソリン 化学コンビナートがみぢかにあると必ずみるのがナフサ配管の文字。延岡の旭化成コンビナート群には、あちこちに「ナフサ」という文字が書かれており、幼稚園生くらいの時に覚えた言葉に「ナフサ」があった。 生活に身近なナフサは、オイルライターの燃料。(昔は石油ベンジンだったはずだが、いつの間にかナフサになっていた。) エチレンなどの化成品の原材料がナフサから作られる。 ガソリンのほうが商品価値が遥かに高いので石油卸は、ガソリンを多く精製したいが、ナフサが欠乏すると化学コンビナートが止まってしまい、経済全体が破綻するのでナフサの輸入が滞るとナフサの精製を優先する。 このため、石油危機の初期症状としてガソリン価格が跳ね上がる。 これはあくまで初期であって、ナフサ輸入どころか原油輸入が長期にわたり滞り、国家備蓄、民間備蓄が枯渇し在庫が3ヶ月分を割るとコンビナートが大規模減産を始めてLPG、ガソリンからケロシン、A重油まで暴騰する。 そして、ナフサ欠乏からエチレンなどの化成品原料が減産により欠乏し始め、あらゆる産業が停滞し、大規模なリセッションと狂乱物価が始まる。(スタグフレーション) ここまでの時間が、半年から9ヶ月程度。ホルムズ海峡閉塞なので半年程度で日本は危機的状況に陥る。 実は、石油危機の教訓からガソリンやナフサなどの石油精製品の輸入には規制がかかっており、国内石油精製の自給を優先する国策があったのだが、1980年代末頃からなし崩しに緩和されて行き、現在非常に困った事になっている。 このような先行きが見えない事態では、石油備蓄をできるだけ長く持たせる為に消費抑制せねばならない。まずは、ガソリンの販売制限で、第二次石油危機時には、合衆国も日本の行っていた。 経済活動の抑制も行われる。第一次石油危機時には、TV放送が日中、停波していた。これはよく覚えている。 需要抑制によって備蓄を長く食いつなぎ、その間に調達先の開拓を行う。当初は、スポットで高くなるが半年から1年で商社が引っ張ってくる。長期化すれば長期契約が締結できる。 高市がやろうとしている国家備蓄大規模取り崩しは、最悪の事で、一時的にガソリン価格を抑える事ができるかもしれないが、いつまで海峡危機が継続するか判らない為、海峡危機が備蓄在庫3ヶ月割れまで継続すれば大失敗。なお、石油コンビナートは、在庫が枯渇する前に止まってしまうし、一度止まったら再開には莫大なお金と時間がかかり、下手するとそのまま閉鎖する事もあり得る。 コンビナートを止めない為に石油備蓄があると言っても過言ではない。
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圧倒的黙秘権
@scvkiWZENS78351
Replying to @0BM_F6A
石油業界で働いている者です。 原油を蒸留して出るものは上部からLPガス、ガソリン・ナフサ、灯油、軽油、重油となります。 ガソリンを多く作ればナフサは減り、逆にナフサを多く作ればガソリンは減ります。 ガソリンを多く生成している為ナフサは輸入していることが多いです。 今回はそのナフサが輸入