備蓄放出で石油価格下がる?“ホルムズ封鎖”物価高に懸念…高市総理の対応は
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来週トランプ大統領と会談
ただ、トランプ大統領が今後、日本に対して軍事的な協力を含めた何らかの要求をしてくる可能性は十分あります。日米首脳会談を19日に控える高市総理。トランプ大統領とどのように向き合うのかも問われました。 中道改革連合 泉健太衆院議員 「アメリカ大統領との関係ももちろん当然あるし、大切にしなければいけないと思うわけですが、米軍の行動に関して“支持表明”は相当、様々なリスクを伴うと」 懸念されるのは、期せずして日本側が意図しない状況に巻き込まれること。トランプ大統領が何を言い出すか予測が難しい中、これまでは会談後に当たり前のように行われていた共同会見などもリスクとなりかねません。 中道改革連合 泉健太衆院議員 「必ずしも共同記者会見や共同声明はマストではないと認識」 高市早苗総理大臣 「今、日本にとって大いに国益になることについてお約束ができればいいなと。これをこちらの方で考えて交渉中ではございます。文書を交わす・交わさないも含めて、今調整中です」
『備蓄放出』で石油製品価格は?
石油備蓄の放出について、政府によると、16日にも民間備蓄を15日分放出。さらに、国家備蓄の30日分も放出する計画で、国家備蓄については、あらかじめ価格を決めておく“随意契約”で売り渡す予定だということです。 中東のエネルギー情勢に詳しい、中東調査会・高橋雅英主任研究員にお聞きします。 (Q.今回の石油備蓄放出の決定をどう評価しますか) 高橋雅英主任研究員 「タイミングとしては評価できるのではと思っています。そもそも中東から日本へのタンカーの航行期間は、片道3週間かかります。イランへの攻撃が始まったのが先月28日で、それ以前に出発したタンカーは日本に向かっています。そうなると、石油が本格的に不足するのは3月下旬になる見通しです。昨日の備蓄放出決定のタイミングは、今後不足が予想される3月下旬に何とか間に合わせるためではないかとみています」 (Q.随意契約で、価格高騰は抑えられますか) 高橋雅英主任研究員 「本来、入札で行われますが、そうなると競合して価格が高騰する可能性がある。一方、随意契約で固定価格で安く売り出せば、価格をより抑えられる可能性があります。また、スピード面でも随意契約は重要です。今、国家備蓄は原油の状態で備蓄されているので、精製するのに1〜2週間かかります。市場に早く届かせるには、随意契約でスピード感を持って対応した方がいいと思います」 影響はガソリン価格だけにとどまりません。原油からは灯油・軽油・重油など、様々な種類の石油製品が産み出され『ナフサ』という“魔法の液体”も生まれます。その“魔法”と言われるゆえんですが、このナフサは、医療用品や食品トレーシャンプー、自動車のタイヤ、衣料品などのあらゆるプラスチック製品をはじめ、生活に関わる多種多様の原料となっているため、幅広く値上げされる可能性があります。 (Q.ナフサの値上がりによって、どういった製品がいつから、どれくらい上がるとみられますか) 高橋雅英主任研究員 「ナフサの価格が上がると、プラスチックなどの石油製品全ての値段が上がるとみています。こうした石油製品については、まずは石油不足が顕在化する3月下旬あたりに値上げの恐れがあります。その値上げ幅を予想するのは難しいんですが、1割程度、値上げとなる可能性が高いです。また、石油価格と連動してあらゆる値段が上がる中で、例えば天然ガスの価格も石油価格と連動する料金体系が盛り込まれているため、そうなると電気代も上がる。また、物流コストの上昇で、幅広い値上げが予想されます」 (Q.ほぼ私たちの身の回りの物が石油によって支えられているので、本当に広い範囲で生活のインフラを含めて値上がりがあると覚悟しておいた方がいいですね) 高橋雅英主任研究員 「そうですね。おっしゃる通りです」