はい、現在もPICマイコン(Microchip製)は活発に生産・販売されており、市場規模が拡大中です。H8(Renesas製)と比較すると、状況が大きく異なります。以下に調査結果をまとめます(2026年現在の情報に基づく)。
PICマイコンの現状と主な使用分野
PICは8ビット(PIC16/PIC18など)を中心に、16/32ビット(PIC24/dsPIC/PIC32)まで幅広いファミリが継続生産されており、新製品もリリースされています。市場予測では2026年に約1.4億ドル規模、2035年までに2.5億ドル超(CAGR 8-10%前後)や、さらに大きな推計(2034年までに130億ドル、CAGR 9.6%)が出ています。
Microchip公式でも「低電力・コンパクト設計」「センサノード・リアルタイム制御・接続機器」に最適と位置づけられ、スマートフォン周辺機器や先進医療機器など高性能用途にも対応しています。
現在も使われている主な分野(公式アプリケーション・市場レポートから):
自動車:ボディ制御、センサ、バッテリ管理など(車両約50万台/年規模の使用例)。
民生機器・通信:家電、スマートフォンアクセサリ、オーディオ、スマートメーター。
産業機器:自動化、ロボティクス、照明制御(LED/蛍光灯)、電力監視、メータリング(電気・ガス・水道)、IoTデバイス。
医療機器:ホームケア(血圧計、CPAP)、低電力医療機器。
航空宇宙・防衛:高信頼性制御システム(最近の新ICも対応)。
組み込み/IoT:低電力センサノード、ワイヤレス接続、ホームオートメーション。
日本国内の特徴:電子工作・ホビー界隈で特に人気(DIPパッケージ入手性良好、キット多数)。最近もPIC32MKでCAN FD通信や気圧計プロジェクト、CLB内蔵新8ビットPIC(FPGA代替)などが活発に使われています。
PICの強みは「低消費電力・周辺機能豊富・開発ツール充実」で、新規設計でも十分推奨される現役MCUです。AVRやARMと並んで、ローエンド~ミドルエンドの定番として残っています。
H8(Renesas製)の現状
H8/H8S/H8SXシリーズは新規設計では非推奨(Not recommended for new design)です。開発は2010年代に終了し、後継はRXファミリやRL78などへの移行が公式に推奨されています。
ただし、Product Longevity Program (PLP) の対象製品として、自動車・産業・インフラ用途向けに長期供給が継続されています(一部は2026年7月まで修理対応など)。既存設備の保守・修理ではまだ使われていますが、新規プロジェクトではほとんど選択されません。EOL(End of Life)通知も複数出ており、生産終了品が主流です。
まとめ(PIC vs H8)
PIC:今も新設計で積極的に使われている。上記の多様な分野で市場成長中。日本でも電子工作から産業まで根強い。
H8:過去の遺産として保守供給のみ。PICのように「現在も主力」ではありません。
もし具体的な分野(例:自動車のどの制御か)や、PICの後継ファミリ比較、移行事例などを深掘りしたい場合、追加で教えてください! 公式サイトや最新カタログで確認した情報なので、信頼性は高いです。