黒塗り誓約書「受け入れない」“アウティング”投稿で提訴の甲府市議に議長声明 山梨
甲府市の村松裕美市議が政治倫理基準を順守するという誓約書の一部を黒塗りにして市議会に提出した問題で、岡政吉議長は12日、「誓約書を受け入れないことにした」などとする議長声明を出しました。
甲府市の村松裕美市議は、SNSの投稿でトランスジェンダーだと明かされたとして、芥川賞作家の李琴峰さんから提訴されています。
甲府市議会の政治倫理審査会は村松市議の行為は市議会の政治倫理基準に違反すると判断。岡議長は村松市議に対し、政治倫理基準の順守や再発防止を強く警告し、誓約書の提出を要請しました。
しかし、最初に提出された誓約書では「今回の議長が講じた措置を真摯に受け止め」という文言が二重線で消され、再度、提出された誓約書では黒塗りにされていました。
このため岡議長は12日、「議長が講じた措置を真摯に受け止めないものと判断し、誓約書として受け入れない」とする声明を発表。また、議長の警告後も政倫審の決定に対し、SNSで批判的な内容の投稿を繰り返している行為について「決して許されるものではない」と批判しました。
岡議長は「今回の事案により多くの市民に不信感を招く事態となっていることに心から遺憾の意を表する」などとしています。