中国・武漢発の新型コロナウイルスはいまだに命を脅かし、社会に不安を蔓延(まんえん)させて暮らしを破壊しようとする。危機は実際のところまだ緒戦段階に見えてならないが、対抗手段の光明も生まれつつあるように思われる。
3月下旬から約3週間、筆者は家族とコロナとの闘いを強いられた。初めに断っておくと、筆者も家族も感染したわけではない。だから体験がどこまで普遍性を持つものか確証はない。ただ社会が未知の感染症に包囲された中で、ある家庭がこれとどう向き合ったか、その一部を共有することもある程度、意味はあるのではないかと思う。
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