“花見の名所”公園で2日連続…倒木被害 「根腐れ」が原因か 女性が下敷きになりケガも
東京・世田谷区の砧公園で、2日連続で倒木が発生。倒れたのは10メートル以上の高さがある木で、女性が下敷きになるなどけが人が出ています。
9日、「news zero」は、樹木の専門家とともに木が倒れた現場へ。
──けっこう太い木ですよね
日本樹木医会 先崎洋二理事
「根っこの踏ん張りがきかなくなって、倒れたというイメージ」
──倒れてしまった原因は?
先崎理事
「根っこが腐っていて、根腐れという状態で」
指摘したのは、根の部分です。
先崎理事
「健全な木だと(内側が)白くて細かく裂けていて。(倒れた木の)根っこはちょっと枯れているような状態」
──ちょっと茶色がかっているような
8日に倒れた、10メートル以上の高さがあるスギの木。とめてあった車2台が枝に接触するなどして巻き込まれたということです。
けが人はいなかったということですが、この公園では前日にも、別の場所でサクラの木が倒れ、73歳の女性がけがをしています。
2日連続で発生した倒木被害。過去には死者も出ています。
2023年には神奈川県相模原市のキャンプ場で、倒木がテントに直撃。中で寝ていた20代の女性が死亡しました。
2019年には、折れた松の木と走行中の車が衝突し、11歳の男の子が死亡する事故も起きています。
国交省の調査によりますと、2021年4月~2024年11月のおよそ3年半で、全国の公園や道路で倒木などの被害が1732件発生。そのうち110件が人身事故になっているということです。
東京都公園協会は、今回の倒木について根が腐っていたことが原因だとしていますが、去年10月に樹木の点検を行った際には、2本とも異常はなかったということです。
先崎理事
「その根っこがどういう状態であるかというのは、やっぱり目では判断することができない」
さらに…。
先崎理事
「3月3日・4日にまとまった雨が降ったので、それで土がやわらかくなって倒れやすくなることも」
公園では、今後倒れた木の周辺にあるサクラやスギを再点検するということです。
(3月9日放送『news zero』より)