神奈川大が川崎競馬組合提訴 平塚へのトレセン移転撤回で違約金求め
神奈川県川崎競馬組合(川崎市川崎区)が、平塚市の神奈川大キャンパス跡地へのトレーニングセンター(トレセン)移転を白紙撤回した問題で、同大が組合を相手取り、自己都合による違約金3億6千万円を求める民事訴訟を、横浜地裁に起こした。提訴は10日付。
大学によると、組合は2024年2月の同大の公募に応じてトレセン整備計画の提案書を提出。5月に優先交渉権事業者に決定し、8月には両者が売買契約に向けた基本協定を結んだ。
跡地を開発するためには都市計画決定が必要で、地元の平塚市も交えて協議を進める中、昨年10月、組合側から口頭で移転の白紙撤回を伝えられ、11月には書面で基本協定失効の通知があった。同大や平塚市、地元住民が再考を求めたが応じず、同大が12月に協定に基づき自己都合理由での違約金を求めたが拒否したため、提訴に踏み切ったとしている。
組合側、撤回は自己都合にあたらないと反論
組合側は6日にホームページに公表した文書などで、都市計画決定の遅れが確実となり、基本協定が失効したとし、自己都合にはあたらないと反論。神大側が「(都市計画決定に向けた)地区計画策定のめどは立ち、組合側も協議に同席していた」としていることについても、「めどは全く立っておらず、合意の事実もない」と否定している。
これに対し神大側は訴えの中で、遅延は、住民合意を得る上で重要なトレセンの配置図面の開示を1年しなかったなど組合の責任で、違約金が発生すると主張。また協定失効は双方の合意がなければ成り立たないとしている。
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当初配信した記事中の見出しで「撤回は『自己都合』と組合は反論」としていましたが、組合側の主張は、撤回は「自己都合にはあたらない」というものでした。記事中の見出しを修正しました。