静岡大学長、浜松医科大との再編・統合に言及せず 両大学に温度差

期成同盟会の会合に初出席し、静岡大の将来像について説明する日詰一幸学長=浜松市中央区で2026年3月11日午後、照山哲史撮影 拡大
期成同盟会の会合に初出席し、静岡大の将来像について説明する日詰一幸学長=浜松市中央区で2026年3月11日午後、照山哲史撮影

 静岡大と浜松医科大の統合・再編を巡って、県西部を中心とする市町や経済団体などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介浜松市長)の会合が11日、浜松市中央区のホテルで開かれた。2023年10月に浜松市が主導して結成された期成会の会合は、1年7カ月ぶり。3回目となる今回初めて出席した日詰一幸・静岡大学長は統合・再編に言及せず、両大学の考えの違いが改めて浮き彫りになった。

 大学からの状況報告で、日詰学長は静岡大が目指す将来ビジョンとして、県全域との共創によって地域問題を解決し、世界に展開するための取り組みを進めている、とした。浜松医大の渡辺裕司学長は、19年に両大学で合意した「1法人2大学」構想を改めて説明。具体的な効果を示し、県東部地域との医療連携も図れるなどとした。参加自治体や団体のトップからは、統合・再編の早期実現を求める意見が相次いだ。

 会合後の記者団の取材に日詰氏は「県全体の発展に貢献する総合大学であることが静岡大の使命。統合・再編の協議は進んでいないが、改めて浜松医大など関係者と意見交換していきたい」。渡辺氏は「静岡大が示したビジョンの実現は、『1法人2大学』で十分可能で、よりスピーディーにできる」などと述べた。【照山哲史】

あわせて読みたい

アクセスランキング

1時間
24時間
SNS

スポニチのアクセスランキング

1時間
24時間
1カ月