FGO民なエミヤちゃん
連載物じゃなくてごめんなさい。
これだけこれだけだから!先っちょだけ!満足するから!槍弓尊いしんどい罪深い好き。エミヤを幸せにしたくなる病が末期になったので、我慢できませんでした。もうほんとにごめんなさい。ゲイボルグはやめてください。
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それは突然だったように思う。端的に言えば、アラヤに放り投げられたような。もっと例えて言うならば、子猫を拾ってきたのを親にバレそうになって慌てて窓から逃がしたような、そんな感じであった。放り投げられた先は何ともブラックホールのような、空間と空間のぶつかり合いの場所で。
パチクリと大きな瞳を不思議そうに瞬きした。
「アラヤ、・・・聖杯、アーチャー、エミヤは私の名だ。ああ、そうか、思い出した」
チュンチュン、と日差しの差す窓から雀が鳴く早朝。ベッドでうな垂れるハメになったのは19歳になったばかりの女だった。何故いま思い出すんだと盛大に舌打ちをかました。
✩ ✩ ✩ ✩ ✩
思い出してから数ヶ月。特に変わったことはない日々を過ごしている。否、ひとつだけ日課が増えた。
それは友人から「エミヤって名前、褐色、白髪、鋼色の瞳とか珍しいのにモロかぶりすげえ」と草を生やしまくった文言と共にLINEに貼り付けられたスクショは、かつての自分がイラスト化したような立ち絵だった。内心狼狽えているエミヤに「ま、エミエミ女の子だけどさ!でもこれまじ面白いからやってみそ」と簡単なゲームの説明をしてダウンロードしろと念押しされ、おやすみのクマスタンプで締めくくられた。それからエミヤはそのゲームアプリにハマっている。通称FGO。
「うう、今日こそは五章を、、、無理」
イベントを完走する程にはやり込んでいるのに、五章のボタンは未だに押せないでいるその華奢な褐色の指は僅かに震えて本体とともに項垂れた。ベッドに埋めた顔を覆うように長い少し癖のある白髪がパラパラ落ちてくるのも気にせず、エミヤは思考に落ちる。
懐かしさ満点のそれにエミヤがハマらない訳がなかった。皮肉や虚勢で針の筵を血濡れの脚で立っていた、本音に殻を何重にも重ねていたあの頃と違い、女として生まれて記憶のない平穏な日々も持つエミヤはあの頃の殻を捨て去って幾分か素直だった。その為、あの頃ずっとずっと押し込めていた想いがいま解放されたのだ。
「ランサーの、オルタを見るのにこころの準備が・・・」
そう言って一ヶ月、これは重傷である。画面越しのマイルームの立ち絵を撫ぜれば固い板の感触。決して生身ではないからこそ、クーフーリンが好きという烏滸がましいにも程がある想いを認めることができたのだ。なにせ、ゲームアプリのクーフーリン通称アニキのファンは沢山いるのだから、そこに本気の愛が混じろうとさして気にならないだろう。
「くー、ふーりん、あるとりあ、ぎるがめっしゅ、」
頬を染めて、柔らかく笑うエミヤは不自然な強烈な睡魔に違和感を抱かない。幸せそうにそのまま眠りに就いた。殺風景なエミヤの部屋には、僅かに沈み乱れたベッドの跡と光の残滓、ブルーライトを放つ画面。マイルームに立つ青い男は徐に手を前に突き出し何かを掴むような動作をしてニヤリと獰猛な笑顔を浮かべた。
『やっと、捕まえたぜエミヤ』
二、三度点滅を繰り返し今度こそ真っ暗になった。
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「大丈夫ですか!」
「・・・んん、どこだここは」
「良かった、気が付かれたんですね。先輩!目を覚まされました!」
「本当かマシュ!大丈夫ですか、どこか痛いところとか」
「・・・いや、大丈夫だ」
目をあけて真っ先に感じ取った異質な空気と、見覚えのある二人にこれは夢なのか?と困惑していれば、マシュが説明のようにエミヤの事を先輩、藤丸立香であろう少年に話している。アラヤに投げ出された時のような空間を通った感覚に慣れず、ゆっくりとした動作で起き上がりつつもマシュ達に耳を傾けていた。現状を把握せねば、先ほどからエミヤの感がここは夢ではないと言っているのだ。
「先輩と同じく一般応募からのマスター、エミヤさんは体調不良で医務室にいらっしゃったので先輩もエミヤさんもお互いに面識ないですよね」
「あ、俺、藤丸立香です」
「ああ、私はエミヤという。・・・あまり年も変わらないだろうし敬語はいらないさ」
「えっ、はいああうん、わかった」
何故か困惑気味の立香にマシュが慌てて耳打ちをしているのに首を傾げつつ、横になっていたせいで乱れた髪をかきあげた。エミヤはやっと自分の立ち位置を把握したことで、漸く周りを見渡した。黒く赤く様変わりしているが既視感を覚えるその場所。特異点F冬木。ゲームアプリを通して最初に衝撃を受けたエミヤはよく覚えている。そう覚えているからこそ、顔を青ざめさせた。
ここには、彼等が居る。
サーヴァントから人間に。男から女に。と様変わりしたことで気付かれない事を祈るしかない。そんなホコリのように簡単に吹っ飛びそうな願いを本気でエミヤは願った。
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戦闘で何となくトレースオンしたらできちゃったのでそのまま戦闘しちゃうエミヤ。ついでに隠したくて外套を投影して気休めにすっぽり収まっている。
「・・・お前、」
「・・・(じりじり後退)」
ガッと掴まれ抱き込まれ
「俺が間違えると思ってんのか、弓兵よ」
「・・・うう、是非間違えてくれ」
外套脱いだエミヤに、確信はしていたが女の子になった姿をみたキャスニキはたぶんニヤァといやらしく笑う。で、冬木でずっと腰ガッチリ抱いてる。
カルデアでキャスターを召喚しちゃうのもきっとエミヤ。むしろクーフーリンズはエミヤがバンバン召喚してる。エミヤオルタはきっとモンペになる。狂王黒弓は固定。
往く特異点先々でイチャイチャいてりゃあいいんだよ!シリアスはシリアルになるんだよ!エミヤは幸せになる!んだよ!
っていう話が私は読みたい。
外国の方ですか?日本語お上手ですね!