岩谷産業の株価が急落した背景には、日本の半導体産業が抱える致命的な「急所」が隠れています。
最先端の半導体を作るには、製造装置を冷やしたり洗浄したりするヘリウムが欠かせません。しかし、日本はこのヘリウムのほとんどを輸入に頼っており、特に中東のカタールが主要な供給源になっています。
いま、中東情勢が緊迫していることで、このヘリウムが日本に届かなくなる「途絶リスク」が現実味を帯びてきました。どれだけ日本国内に巨大な半導体工場を建てても、上流のガスが止まればラインは全て止まります。
岩谷産業の株価は、単なる一企業の業績ではなく、日本の経済安全保障がいかに脆い土台の上に立っているかを知らせる警告灯といえるでしょう。
私たちは「国産」という言葉に安心しすぎて、目に見えない資源の供給網を軽視していたのかもしれません。
巨額の税金を投じて工場を誘致する今の政策と、こうした資源確保の遅れのギャップについて、どう感じますか。
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日本経済新聞 電子版(日経電子版)
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岩谷産業株が示す半導体相場の弱点 中東産ヘリウムに途絶リスク
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