渡邊渚さんが綴る「相次ぐ性被害事件」について訴えたいこと 「被害に遭うまでの自分は、その日死んでしまう」「加害者を許すことを強制しないで」
2024年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん(28)。2020年の入社後、多くの人気番組を担当したが、2023年7月に体調不良を理由に休業を発表。退社後に、SNSでPTSD(心的外傷後ストレス障害)であったことを公表した。約1年の闘病期間を経て、再び前に踏み出し、NEWSポストセブンのエッセイ連載『ひたむきに咲く』も好評だ。そんな渡邊さんが、「最近相次ぐ性被害事件」について綴ります。 【写真】渡邊渚さんの透明感溢れるグラビア 普段とは違った表情も
* * * もううんざり。この1週間のニュースを見ていて、何度もそう思った。毎日何件も性被害のニュースが流れてきて、目にするたびに憤りと悲しみに暮れる。 漫画『堕天作戦』の作者で、北海道の高校のデッサン講師を務めていた50代の男が、未成年だった教え子への性加害を繰り返していた事件。さらに、その前科のある漫画家を、漫画アプリ「マンガワン」に、名前を変えて原作者として起用し続けていた問題。 札幌市の56歳アルバイト従業員の男が、10代前半の少女に性的暴行し逮捕。NHKのチーフディレクターの50歳の男が、渋谷区の路上を通行中の面識のない女性に性的暴行を加えた疑いで逮捕。 綾瀬署の52歳の男性巡査部長が、性的欲求を満たすために、検視した女性の遺体を私的に撮影し、懲戒免職。未成年の10代の少女に性的暴行を加えた鹿児島県の元鹿屋市議の男に、鹿児島地裁が懲役4年の実刑判決。 内科検診中の女子児童を盗撮、32歳教諭の男を懲戒免職。白衣を着て医師を装い入院患者の20代女性にわいせつ行為か、大学生の23歳男を逮捕。 目立った事件だけを列挙したが、これら以外にも枚挙にいとまがないほどの性犯罪のニュースがあった。 内閣府の調査によると、2024年、警察が把握している不同意わいせつや不同意性交などの性犯罪の件数は1万件以上あったことがわかっている。ただし、性犯罪は警察への被害届が出されていないケースが大半のため、実際の被害は数十万件規模と言われている。 どれだけ多くの女性たちが、人生を滅茶苦茶にされたのかと考えると、絶望的な気分になる。なぜこんなにも性欲や支配欲、衝動をコントロールできない人がいるのだろうか。
【関連記事】
- 【写真】渡邊渚さんの透明感溢れるグラビア 普段とは違った表情も
- 渡邊渚さんが綴る「ベッド」の思い出 病床の暗い記憶よりも先に浮かんだ幼少期の「エコロジー桃太郎」の長編創作ストーリー そこにはやわらかく小さいな光が
- 「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
- 渡邊渚さんが憤る“性暴力”問題「加害者は呼吸をするように嘘をつき、都合のいい解釈を繰り広げる」 性暴力と恋愛の区別すらできない加害者や擁護者への失望【独占手記】
- 元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」