チャンピオンズでのZA新メガシンカについて事前考察(後編)
前回はこちらから。
メガライチュウX
タイプ:でんき
HP:60 攻撃:135(+45) 防御:95(+40) 特攻:90 特防:95(+15) 素早:110
耐久が上がっているが、メインウェポンが耐久を削るボルテッカーであるため耐久上昇と噛み合っていない。
攻撃の伸びも微妙で実は電気玉ピカチュウに火力で負けている。というより珠ライチュウとほぼ同等の火力である。珠ライチュウは耐久を削るのが難点だが、ボルテッカー自体がメガライチュウXの耐久を削るので、メガシンカする旨味がほぼない。
特性が明らかではない現状ではメガライチュウXを使う意味はないように思える。
ZAではボルテッカーを使うと攻撃ランクが上がるので、何かしら特性で特殊な仕様があるのかもしれない。そちらに期待したいところ。
期待度:C
メガライチュウY
タイプ:でんき
HP:60 攻撃:100(+10) 防御:55 特攻:160(+70) 特防:80 素早:130(+20)
かなり順当な強化でありがたい。電気玉ピカチュウより火力が出てる。
耐久が不安だが、特攻素早さに能力ポイントを振らずに耐久に割くことである程度は解消できる。といっても元が低すぎて限度がある気はする。物理耐久に至ってはレジエレキより低い…
ボルトチェンジやエレキネットを使って掻き乱す、カプ・コケコやレジエレキから続く伝統のムーブに期待したいが、耐久の低さが大きな壁になりそう。
期待度:B
メガチリーン
タイプ:エスパー・はがね
HP:75 攻撃:50 防御:110(+30) 特攻:135(+40) 特防:120(+30) 素早:65
トリル起動要員兼トリルアタッカーとして優秀な種族値になった印象。
特攻自体はそこそこあるがメインウェポンの威力がラスターカノン80、サイコキネシス90なのは弱点を突きづらい点も含めて不安が残る。ばくおんぱ新規習得したし特性エスパースキンにならないかなぁ。
メガシンカ前がふゆうなので、メガシンカを温存して地面技を透かす動きも重要そうである。
火力さえ出せれば優秀そうなので火力特性に期待している。
期待度:A
メガアブソルZ
タイプ:あく・ゴースト
HP:65 攻撃:154(+24) 防御:60 特攻:75 特防:60 素早:151(+76)
S151という黒バドを抜ける素早さ、ゴースト悪という弱点の少ないタイプが目を引く。通常メガシンカとの落差も相まりこれだけで最強!と世間では言われてそうだが、それは早計である。
まず技威力のなさがネックの一つ。悪技のメインウェポンはメガシンカには火力の出ないはたきおとす、安定はしているものの威力80しかない地獄突きしかない。
現状ゴースト技のメインウェポンが扱いづらいゴーストダイブしかないのも気になる。仮にポルターガイストを覚えたとして今度ははたきおとすとの相性の悪さがネックである。
耐性が強いとはいえ別に耐久が上がってるわけではないので等倍技であっさりと倒される。なんとガブリアスのシングルダメージ地震で乱数1発である。
攻撃・素早さを伸ばして純粋な高速アタッカーとして使って無双だ!というのは難しいと思う。
素早さに能力ポイントを振らずに耐久に割くほうが使いやすいのではないかと思う。影打ちに不意打ちといった先制技もあるので、相手の高速アタッカーにはそれで対応できる。
また鬼火を覚えるのでそちらで耐久を補うこともできる。仮に能力ポイントをHPに振って鬼火した場合、ガブリアスの攻撃を2発耐え、防御も伸ばしていれば3発耐えることができる。
明確に強い型が開発されるまで時間がかかりそうなメガシンカである。
期待度:B
メガムクホーク
タイプ:かくとう・ひこう
HP:85 攻撃:140(+20) 防御:100(+30) 特攻:60(+10) 特防:90(+30) 素早:110(+10)
メガルチャブルと方向性が全く同じになってしまった。タイプは当然として種族値の方向性も被ってしまってる。
ルチャブルとの最大の違いはメガシンカ前の特性が威嚇である点。これにより耐久面で大幅に差をつけること自体は可能だが…
メインウェポンのインファイトとブレイブバードがどちらも自らの耐久を削ってしまうため、威嚇とアンチシナジーである。逆に削れてしまう耐久を威嚇で補えるとも見ることはできるかも?
地味にビルドアップを覚えているので、積んでから戦うのもありなのだろうか?
イマイチ強い使い方が分からない。プレイヤー側の開発に期待。
期待度:C
メガルカリオZ
タイプ:かくとう・はがね
HP:70 攻撃:100(-10) 防御:70 特攻:164(+49) 特防:70 素早:151(+61)
待望の特殊寄りルカリオ。波動使いなのに物理寄りになりがちだった今までが変だった。
耐久は据え置きだが、鋼タイプゆえに耐性が多いので数値以上の耐久を見せそうである。メインウェポンで耐久を削らないのも◯。
格闘で弱点を突きたい鋼タイプは防御が高くなりがちなので、その隙を突くことができるのが嬉しい。
一方メインウェポンが波動弾とラスターカノンで威力80止まりなのが気になる点。特性がメガランチャーなら波動弾の火力はそれなりになるがラスターカノンが微妙になってしまう。ハバタクカミのような特防の高いフェアリーを倒せない場面が多そうなので気をつけたい。
かなりポテンシャルは高いメガシンカだと感じる。目指すはカミツルギのような火力と素早さと耐久を両立したアタッカー。
期待度:A
メガゴルーグ
タイプ:じめん・ゴースト
HP:89 攻撃:159(+35) 防御:105(+25) 特攻:70(+15) 特防:105(+25) 素早:55
重戦車気味な種族値になったもののまだ耐久が足りてない感じはする。
メインウェポンが地震or10万馬力、ポルターガイストと威力が高いうえにデメリットが薄いものなのはかなりポイントが高い。
火力だけはあるもののそれ以外の特徴は薄く、独特なタイプを持ってはいるものの「ゴルーグならでは」という役割や強みが見えてこない。特性で特色がつかないと厳しいかなという気がしている。
期待度:C
メガニャオニクス(♂/♀共通)
タイプ:エスパー
HP:74 攻撃:48 防御:76 特攻:143(+60) 特防:101(+20) 素早:124(+20)
実は種族値だけで言えばメガマフォクシーのほぼ下位互換である。故にニャオニクス特有の要素で差別化を考える必要がある。
一番差別化点になりそうなのはメガシンカ前の特性。♀が勝ち気、♂が悪戯心。
勝ち気は単純に威嚇対策となる。ただC+2ムーンフォースでもガオガエンは全然倒せない…ダブルバトルなら隣を殴ればいい話ではあるのだが。
悪戯心は瞑想を積む点で役に立つ。ただ回復技を持たず、メガシンカしても耐久がそこまで上がるわけではないのでメガヤミラミみたいな使い方は微妙そうな気がする。
このままでは微妙としか言いようがないのでメガシンカ後の特性に期待したい。
メガシンカ後の特性サイコメイカーなのではと予想している。単エスパーのアタッカーはフィールド下ワイドフォースがないと厳しいと思うので…
期待度:C
メガケケンカニ
タイプ:こおり・かくとう
HP:97 攻撃:157(+25) 防御:122(+45) 特攻:62 特防:107(+40) 素早:33(-10)
トリルアタッカーとして真っ当に強くてもはや言うことがない。
素早さがモロバレルより低いのでトリル下での制圧力はさらに向上。
メガシンカ前特性がかいりきバサミで威嚇を食らわないのも◯。トリル構築はガオガエンがとても苦手なので自然と対策できるのは偉い。
タイプ一致の範囲技がない点と劣悪な耐性は据え置きなので注意したい。
第2の通常ガチグマとしての活躍に期待できる。このポケモンを相手にすることを考えると今から胃が痛い。
期待度:A
メガグソクムシャ
タイプ:むし・はがね
HP:75 攻撃:150(+25) 防御:175(+35) 特攻:70(+10) 特防:120(+30) 素早:40
見るだけでうっとりしてしまう最高の種族値。
攻撃の高さ以上に防御の高さが魅力的。なんと意地っ張りウーラオスのインファイトを2発耐える。
メガシンカ前は出会い頭の性能の高さを前提としたのか、勝手に手持ちと入れ替わる特性の危機回避が設定されていた。しかし出会い頭は虫タイプの役割対象のエスパータイプであるイエッサンやリキキリンに無効化されるという致命的な欠陥を抱えているので、危機回避以外の特性になってほしいところ。
虫鋼の技範囲が微妙なのは間違いないので気をつけたい。ドリルライナーや水技でカバーできるだろうか。
個人的には雨パに入れたい。メガグソクムシャが苦手とする炎を雨パの面々で対策でき、雨パが苦手とする草タイプをメガグソクムシャで対策できる。
耐久を活かし、吸血で粘りながら最後は雨下アクアジェットでトドメを刺す運用を考えてます。
期待度:A
メガスコヴィラン
タイプ:くさ・ほのお
HP:65 攻撃:138(+30) 防御:85(+20) 特攻:138(+30) 特防:85(+20) 素早:75
スコヴィランは炎・草タイプであることにより晴れパの炎アタッカーと水対策の草アタッカーを両立出来る点が強みである。
しかしコータスやキュウコンといった日照り持ちは当然炎タイプであり、無理に炎タイプを2体並べる必要はない。加えてスコヴィランは元々中途端な性能なので、ヒスイドレディアのような普通の葉緑素持ち草タイプを使った方が結局強いという面がある。
それはメガシンカ環境でも同じこと。メガシンカしても特性が葉緑素だと仮定したとき、メガスコヴィラン+キュウコンorコータスが一見強そうに見えるが、メガリザードンY+フシギバナなどの方が総合的なパワーが高くなると思われる。
メガスコヴィランが活かせそうなのはどちらかというとコライドンやグラードンといった伝説のポケモンが解禁される環境。
両刀種族値の割にまともな物理炎技を覚えないという欠陥があったが、ZAでようやくフレアドライブを覚えた。
あとは範囲技である熱風を覚えてほしい。
タイプの強さに対して活躍できる未来が見通せない…葉緑素の上をいく特性であってほしい。
期待度:C
メガセグレイブ
タイプ:こおり・ドラゴン
HP:115 攻撃:175(+30) 防御:117(+25) 特攻:105(+30) 特防:101(+15) 素早:87
とてつもない攻撃を持ちながらも耐久も全然悪くない。HPを最大にするだけでHBモロバレルの物理耐久を超すほど。
問題は技。
氷技はつららばりと氷柱落としとアイスハンマー(ZAで新規習得)の3択。第一候補は癖の少ない氷柱落としだが火力はギリギリ。
ドラゴン技はドラゴンクローと逆鱗、スケイルショットに巨剣突撃。巨剣突撃はダブルバトルでも安定して使える高火力のドラゴン技だが耐久半減はデメリットとして大きすぎる。
基本は頑張って氷柱落としで攻めて、HPが削れた頃に玉砕覚悟で巨剣突撃をすることになるだろうか。
特性スキルリンクなら氷柱針とスケイルショットが使えるので問題解決だが、ここまで高種族値のポケモンに気の利いた特性を渡すようなことはないように思える。
期待度:B
メガシャリタツ
タイプ:みず・ドラゴン
HP:68 攻撃:65(+15) 防御:90(+30) 特攻:135(+15) 特防:125(+30) 素早:92(+10)
SV環境一の問題児がメガシンカしてしまった…
SVのシャリタツの特性司令塔は、隣にヘイラッシャがいると強制合体。交代不可になる代わりにヘイラッシャの全能力ランクが2↑し、その間シャリタツは無敵になる。
問題なのがヘイラッシャが倒れ、シャリタツが分離したあと。C120S82というアタッカーとして悪くない性能が牙を剥く。
ZAのメガシャリタツはヘイラッシャと合体できない(メガしないなら合体できる)ことから恐らく司令塔とは別の特性になると思われる。使用済みの特性司令塔を捨て、単体で戦えるような特性になる可能性があるのが怖い。
一方でヘイラッシャと分離した直後は無防備であり、それを襷や防塵ゴーグルといった持ち物で補えなくなる点は一応マイナスとなる。とはいえ逆にそれは襷や防塵ゴーグルでメガストーンとの択ゲーの持ち込めるという話であり…
本当に頭痛がするような話ばかりのメガシンカである。
期待度:A
メガキラフロル
タイプ:どく・いわ
HP:83 攻撃:90(+35) 防御:105(+15) 特攻:150(+20) 特防:96(+15) 素早:101(+15)
S101になったことでメガリザードンYを抜いてワンパンできるようになった。が、これ以外に素早さが上がった恩恵があまりないように思える。
特攻が上がったとはいえ、メテオビーム+パワフルハーブの爆発力を考えるとむしろメガシンカしたことで火力が下がってると言える。
耐久面もほどほど程度にしか上がっていない。
とにかく「メガシンカした意義」が分かるような特性であってほしい。ダブルバトルでは珍しい毒撒き要員としての強さが伸びるか、競合の少ない特殊岩アタッカーとしての個性が伸びるかに注目。
期待度:C
メガヒードラン
タイプ:ほのお・はがね
HP:91 攻撃:120(+30) 防御:106 特攻:175(+45) 特防:141(+35) 素早:67(-10)
最近のヒードランは火力インフレのせいか突撃チョッキを持つことが多かったので特防上昇はなかなか噛み合ってそう。
ヒードランは圧倒的な数の耐性により相手を詰ませる能力が高いので、守るによる延命をしつつ相手の苦手ポケモンを味方に倒してもらい、誰もヒードランを倒せない詰み盤面を作ることが重要。
素早さが追い風下トリックルーム下どちらでも使いづらい素早さになってしまったのは難点。
嵌め要素を使わずに素のパワーでダメージレースに勝って相手を詰ませるのが基本戦略になりそう。数値の高さは正義なので成り立つ場面も多そうで、割と強いのではないだろうか。
期待度:A
メガダークライ
タイプ:あく
HP:70 攻撃:120(+30) 防御:130(+40) 特攻:165(+30) 特防:130(+40) 素早:85(-40)
ダークライというポケモンはほぼS125からのダークホールに集約される。
メガダークライは高い素早さを取り上げられたことで「上から嵌める」ということは出来ないように調整されている。
ということは逆にダークホールの性能も強化される可能性がある?
とはいえダークホールは相手を嵌めるためにある恐ろしい技なので下手に強化するのも良くない気が…
ダークホールというコンセプト自体が否定された悲しいポケモンとなっている現状をうまく救ってほしい。
期待度:未知数
メガマギアナ
タイプ:はがね・フェアリー
HP:80 攻撃:125(+30) 防御:115 特攻:170(+40) 特防:115 素早:95(+30)
素早さが上がった点が注目点。追い風展開でも使えるようになった。
マギアナはソウルハート(味方・相手のポケモンが倒れたら特攻1↑)という壊れ特性を持っているので話が違う。
ほぼ素早さが伸びただけというシンプルな強化ながらも地味に活躍の方向性が広まる案外面白い調整だと思う。
期待度:A
メガゼラオラ
タイプ:でんき
HP:88 攻撃:157(+45) 防御:75 特攻:147(+45) 特防:80 素早:153(+10)
一応黒馬バトレックスを抜いている素早さを持つことは嬉しい。
専用技のプラズマフィストはノーマル技が電気技になってしまう効果。味方のレジエレキの大爆発を電気技に変換してタイプ一致で高火力にするためだけの技と言っても過言ではない。
プラズマフィストが地味すぎるのでもう少し面白い性能になってくれることを期待。
期待度:未知数
強そうなメガシンカも結構な数いる一方で特性が強くないと厳しいだろうなというポケモンもそれなりの数がいるという感じでした
チャンピオンズの調整は楽しい感じになっているといいですね…!


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