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記憶喪失になったからわからないけど、俺はこんなたくさんの人と関係を持ってたのか?/Novel by simon

記憶喪失になったからわからないけど、俺はこんなたくさんの人と関係を持ってたのか?

3,360 character(s)6 mins

プロデューサーが記憶喪失になったので、ここぞとばかりに自分が彼女だと言い張る人たちの話。

小糸が婚姻届偽造する、という件をやりたかっただけでもある。

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P「この駐車場……狭いな……」

咲耶「頭上注意と書いてあるね。フフ、私でも少し屈まないと厳しそうだ。プロデューサーは特に気をつけて――」

 ゴツッッ

咲耶「プ、プロデューサー!?」

P「痛…………」

咲耶「大丈夫かいプロデューサー!? 頭から血が!!」

P「ううっ……ここは…………どこだ? 俺は誰?」

咲耶「こ、これはもしかして記憶を……? こんな簡単に、しかも典型的な……いや、だけれど……」

P「すみません、あなたは……?」

咲耶「私かい? ……私は白瀬咲耶。そうだね、一言で言うと家族みたいな存在かな?」

P「家族? つまり俺と結婚を?」

咲耶「けっ!? け、けっ、結婚……は、まだ、だけれども? それに近いといっても過言ではない……かな」

P「そうだったんですね、あなたみたいな美しい人と付き合っていたことを忘れてしまっていたなんて……」

咲耶「私が言いそうなセリフを他の人が言っていると変な感じがするね」

P「もしかして他にも忘れていることがあるんじゃ……」

咲耶「確かめてみようか。さあ、手を取ってくれ! アナタの職場へ連れて行くよ!」


――事務所

甘奈「プロデューサーさんが記憶喪失!?」

P「ははっ……すみません」

甘奈「大丈夫!? 辛いことがあったら言ってね? 甘奈が何でもしてあげるから!」

P「あなたは……」

甘奈「甘奈はね、プロデューサーさんのお世話をたくさんしてたの! 簡単に言うとお嫁さんかな☆」

P「ほ、本当ですか?」

甘奈「ほら、手挙げて! 甘奈、着替えさせるのがとっても得意なの!」

P「え、いや、ちょっとここでは……」

冬優子「プロデューサーさん大丈夫ですか!?」

P「えっと、あなたは?」

冬優子「ふゆですよ! やっぱり忘れちゃったんですね……あんなに一緒にいたのに」

P「一緒に?」

冬優子「ふゆのあんなところやこんなところ……人には見せたことのないところをたくさん見せたのに、全部忘れちゃったんですね……」

P「それはどういう――」

甘奈「プロデューサーさん、それホント?」

P「いや、思い出せないからわからないんですけど……」

冬優子「本当ですよ♡ でも、これからいっぱ〜いふゆと思い出を作りましょうね♪」

灯織「大丈夫ですかプロデューサー!?」

P「ああ……また増えた」

灯織「記憶喪失とお聞きしました、私は風野灯織です」

P「ご丁寧にどうも……」

灯織「早速ですが、こちらをどうぞ」

P「これは?」

灯織「餃子とエビチリです。餃子はとてもパリッとしていますし、エビもたくさん揉みました」

P「なぜかわからないけど、そのワードは聞いたことある気がする……」

灯織「思い出を刺激することで、記憶を取り戻す。そんな可能性に賭けたいと思ったんです」

P「俺はこれをよく食べてたんですか?」

灯織「はい。私の料理は美味しいと、いつも言ってくれていました」

冬優子「ねえ灯織ちゃん。それってどういうことかな?」

甘奈「もしかしてお弁当作ってあげたりしてたの?」

灯織「いえ、夕食をほぼ毎日――」

冬優子「はあ!?」

P「うわっ!?」

冬優子「あ、ご、ごめんなさい……でもそんな関係だったとは思えないんだけどなぁ。ふゆ、一緒に何回も晩ごはん食べに行ったことあるよ?」

甘奈「甘奈だって! 色んなレストラン連れて行ってもらったよ!」

灯織「外食しても毎日食べてくれていたんです。プロデューサーはとても優しいですから。そうですよね、斑鳩さん」

ルカ「チッ………………巻き込みやがって。ああ……そうだな……さっさとソイツと結婚でもなんでもすりゃいいんじゃねえか?」

P「風野さんもそんな関係だったんですか……」

ルカ「これでいいんだろ……? 早くしろよ……緑のアイツが美琴を抑えてるうちに……」

灯織「はい。そういうわけなのでプロデューサー、私と結婚を――」

P「ちょっと待ってください!! 話をまとめると、俺は白瀬さんと結婚と言っても過言ではない関係でありながら、甘奈さんにめちゃくちゃお世話されてて、ふゆさんのあられもないいろんなところを見ていて、風野さんに夕食をほぼ毎日作ってもらっていたことになるんですが……そんなヤバい男だったんですか俺?」

甘奈「待って、咲耶さん何言ってるの?」

冬優子「これは問い詰めないとだね」

ルカ「オイ……早くしねえと美琴が来るぞ……もうあの緑には抑えきれねえ……」

灯織「とのことですので私が真実です。このままだとシーズの赤い方が襲いにきてしまいますよ」

P「シーズってそんなマリオみたいな人たちなんですか?」

冬優子「マリオは知ってるんだね」

小糸「プ、プロデューサーさん!!!!!」

P「うわっ!? ど、どなたですか?」

小糸「わ、私は……! ふ、福丸……小糸です!! プロデューサーさんは……わ、わた、私……と、け、けけ、結婚……する予定だったんです!!!」

冬優子「小糸ちゃん、大丈夫だよ? そんなに嘘を頑張らなくても――」

小糸「う、嘘……じゃ、ないですよ!? こ、これ……婚姻届です!!!!」

冬優子「はあ!?」

ルカ「やるじゃん……諦めな、アンタは」

灯織「ぐっ……これは確かに本物のようですね。印鑑まで押されている……」

冬優子「そ、そんな……ふゆは遊びだったのね!!??」

甘奈「甘奈のこと……都合の良い女だと思ってたんだ……」

円香「はい、そういうわけですので、みなさんお帰りください」

小糸「ま、円香ちゃん……!」

円香「それと斑鳩さん、ご安心ください。緋田さんは説得しましたから」

ルカ「じゃあもうここに用はねえ……帰る」

灯織「私も失礼します。あ、餃子とエビチリは今日中にお食べください」

小糸「ありがとう円香ちゃん……!」

円香「別に。というか、私のせいで小糸にこんなことさせたみたいなところあるし」


―――少し前 透の家

透「行くわ、プロポーズ」

円香「ダメ」

透「治るかもじゃん」

円香「プロポーズで治るなら私がやる」

透「いや私でしょ」

雛菜「決まらないなら雛菜がやっちゃうよ〜?」

小糸(こ、このままだと……誰かがプロデューサーさんにプロポーズしちゃう……! ど、どうしよう……こんな時は……えっと……)

小糸「じ、じゃあ……わ、私……が……」

円香「どうぞどうぞ」

透「え」

円香「……あ」

雛菜「だって〜。よかったね〜、小糸ちゃん!」

小糸「………………ぴぇっ?」

―――



P「…………俺、こんなちっちゃい子と結婚しようとしてたの……?」

小糸「ちっちゃ……!? わ、私、高校生ですよ!!」

円香「もしかして本当に小糸と結婚出来ると思ってます? 白瀬さんから聞きましたよ、頭を打ったせいで記憶喪失になったと。ただ、その影響で知能がミトコンドリア並になっているとまでは言っていませんでしたが」

P「この人は何を言ってるんですか?」

円香「これなら遠慮なくショック療法に取り組めそうです。避けないでくださいね?」

P「え? って、何だそのデカいハンマー!?」

 ガンッッ

P「………………」チーン

小糸「ま、円香ちゃん……どうするの……? 死体…………山に埋める……?」

円香「埋めてもどうせバレる。だって――」

P「あー……死ぬかと思った」

円香「生きてるから」

小糸「な、なんであれで生きてるの?」

P「ははっ、円香の愛の力じゃないか?」

円香「は?」

小糸「プ、プロデューサーさん、円香ちゃんのこと……もしかして記憶が!」

P「なんかごめんな、色々と。それからありがとう、円香。おかげで記憶が戻ったみたいだ」

円香「感謝するなら私じゃなくて、叩いて治るくらい簡単な構造をしてるご自分の頭に感謝してください」

P「ところでこの婚姻届なんだけどさ、なんで俺の印鑑押してあるの?」

小糸「え、えっと……」

P「もしかして書類偽造――」

小糸「ぴぇぇぇ……………………」

Comments

  • ZGMF-24A

    外堀を埋められとる…

    December 15, 2024
  • マスタード

    罪状 私文書偽造 公文書偽造←new!

    November 14, 2024
  • 私文書どころか公文書なんだよなぁ...... 家裁経由で婚姻届受理停止しなきゃ

    October 2, 2024
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